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まとめ: 2022年夏の移籍市場で成立したユベントス関係の取引

 ユベントスが公式サイト上で2022年夏の移籍市場で成立した取引を一覧にしていましたのでトップチームなどカテゴリーごとに紹介いたします。

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トップチーム

 ユベントスのトップチームが関係した2022年夏の移籍市場での取引は下表のとおりです。

表1: 2022年夏の移籍市場での動き
選手名 移籍市場での動き
DF デミラル アタランタが2000万ユーロの買取OPを行使
フラボッタ レッチェに期限付き移籍。※ フロジノーネに又貸し
MF ラムジー 契約打ち切り。選手はニースに加入
マンドラゴラ フィオレンティーナに移籍金820万ユーロで完全移籍
FW ディ・マリア PSG との契約満了によるフリーで加入
DF デ・ヴィンテル エンポリに期限付き移籍
MF ポグバ マンチェスター・ユナイテッドとの契約満了によるフリーで加入
DF カンビアーゾ ジェノアから移籍金850万ユーロで獲得
ボローニャに期限付き移籍
DF デ・リフト 移籍金6700万ユーロ+ボーナスでバイエルンに完全移籍
ブレメル トリノから移籍金4100万ユーロ+ボーナスで加入
MF ラノッキア モンツァに期限付き移籍。買取&買戻しOPが付帯
コスティッチ 移籍金1200万ユーロでフランクフルトから加入
DF ペッレグリーニ フランクフルトに期限付き移籍
FW ミリク マルセイユから期限付き移籍で加入。買取OPが付帯
MF ロヴェッラ モンツァに期限付き移籍
パレデス PSG から期限付き移籍で加入。買取OPが付帯。条件を満たすと買取義務
FW ピアツァ エンポリに期限付き移籍。買取OPが付帯
MF アルトゥール リバプールに期限付き移籍。買取OPが付帯
ザカリア チェルシーに期限付き移籍。買取OPが付帯

 デミラル選手とデ・リフト選手の移籍によって約9000万ユーロの収入を得ました。その一方でブレメル選手(4100万ユーロ)やコスティッチ選手(1200万ユーロ)を獲得。

 移籍市場が閉幕する1週間前の取引は「期限付き移籍」が中心でした。

 ユベントスにはミリク選手とパレデス選手が期限付き移籍で加入。両選手ともに買取オプションが付帯しています。

 それらの取引と並行する形でユベントスはアルトゥール選手とザカリア選手をプレミア勢に期限付き移籍で放出。両選手ともに買取オプションが付帯しており、どちらかの選手のオプションが行使されるかが注目点と言えるでしょう。

 

Bチーム(≒ U-23)

 "Next Gen" に名称を変更したBチームが関係する移籍市場での取引は次のとおりです。

表2: 2022年夏の移籍市場での動き(Bチーム)
選手名 移籍市場での動き
DF カペッリーニ ベネヴェントに完全移籍
MF クレメンツァ ペスカーラが完全移籍へのオプションを行使
DF ディ・パルド カリアリに期限付き移籍。条件によって買取義務が発動
FW ザニマッキア クレモネーゼに期限付き移籍。状況次第で買取義務
GK イスラエル スポルティングに完全移籍
MF ルンゴイ アスコリに期限付き移籍。買取&買戻しオプションが付帯
GK デル・ファヴェロ プロ・パトリアに期限付き移籍
FW ヴリオーニ ニューイングランド・レヴォリューションに完全移籍
DF ハイダリ ルガーノに期限付き移籍。買取&買戻しオプションが付帯
MF ニコルッシ ズュートチロルに期限付き移籍
DF デ・マリノ ペスカーラに期限付き移籍
ドラグシン ジェノアに期限付き移籍。条件によって買取義務が発動
FW ブルノーリ パレルモに完全移籍
DF ヴラセンコ リエカに完全移籍
アンツォリン 契約満了でヴォルフスベルガーに移籍
FW A・マルケス エストリルに期限付き移籍
MF リベイロ ルガーニに完全移籍
カスタノス サレルニターナに完全移籍
DF ウェズレイ クルゼイロに完全移籍
FW ペロッティ キソラから獲得
プロ・パトリアに期限付き移籍
DF レオ フォッジャに期限付き移籍
コッコロ チェゼーナに完全移籍
ゴッツィ ジェノアに完全移籍
ムレ カタンツァーロに期限付き移籍
MF ベサッジョ ジェノアから期限付き移籍で加入。買取OPが付帯
FW デル・ソーレ ポテンツァに2年間の期限付き移籍
DF ミネッリ V・フランカヴィッラに期限付き移籍
MF パルンボ ウディネーゼから期限付き移籍で加入。買取OPが付帯

 Bチームに外部から加わったのはベサッジョ選手とパルンボ選手の2人のみ。パルンボ選手は昨季もBチームでプレーしており、新加入選手はベサッジョ選手の1人だけです。

 それ以外の取引はBチームが戦うセリエCよりも上位カテゴリーを主戦場にしたい選手たちが完全移籍や期限付き移籍でチームを離れています。

 

プリマヴェーラ

 プリマヴェーラに関する移籍市場での動きは以下のとおりです。

表3: 2022年夏の移籍市場での動き(Primavera)
選手名 移籍市場での動き
FW キボツォ アミアンに買取義務が付随した期限付き移籍(7/1)
MF セクララツ 契約満了で退団。選手はフルハムに移籍
FW スルドッチ リエカから完全移籍で獲得
ユルディズ バイエルンとの契約が満了してフリーで加入
マンチーニ ヴィチェンツァから完全移籍で獲得(8/26)
DF バンドロ ピサに期限付き移籍(8/30)
フィウマーノ モンテヴァルキに期限付き移籍(9/1)
FW ソルベルグ リレストレムに完全移籍

 プリマヴェーラは「U-17 から選手が加入」し、「主力組はBチームにステップアップ」をするため、クラブ間の移籍はもともと多くはありません。

 今夏の目玉と言えるのは「バイエルンとの契約が満了してフリーで加入したユルディズ選手」と「リエカから加入したスルドッチ選手」の “若い2人” です。彼らはプリマヴェーラで攻撃陣を牽引することが期待されることになります。

 

 今夏の移籍市場でも “裏テーマ” は「人件費の圧縮」でした。人件費を大きく削減することはできていませんが、若返りと並行する形で人件費は着実に削減されています。

 したがって、今シーズンの成績が昨季と同程度で終わってしまうとアッレグリ監督の解任が現実味を帯びることになるでしょう。そのため、フロント陣は「アッレグリ監督を解任した際の後任のリストアップ」をしておく必要があると思われます。