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まとめ: 2020年1月の移籍市場でのユベントスの動き

 2020年1月の移籍市場が閉まったことで 2019/20 シーズン後半戦のチーム編成が確定しましたので、ユベントスのトップチーム・Bチーム・プリマベーラで起きた主な移籍を紹介いたします。

画像:トップチームの統括責任者・パラティーチCFO
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■ トップチーム

 トップチームが関係した2020年1月の移籍は以下のとおりです。

表:2020年1月の移籍市場での動き(トップチーム)
マンジュキッチ ユベントスとの契約を解除し、アル・ドゥハイル(カタール)に移籍
ペリン ジェノアに半年間の期限付き移籍
クルゼフスキ 保有権を持つアタランタから3500万ユーロで獲得。今季終了時まで引き続きパルマに期限付き移籍
エムレ・ジャン ドルトムントに100万ユーロで半年間の期限付き移籍。条件を満たした場合は2500万ユーロの買取義務
ピアツァ アンデルレヒトに半年間の期限付き移籍。1年間の延長オプションが付随

 クルゼフスキ選手の保有権を獲得しましたが、ユベントスに加入するのは来季以降になります。また、一方で4選手を放出しました。

 ただ、「夏休みの宿題を冬休みにようやく終わらせた」ことと同じです。半年遅れで帳尻を合わせたに過ぎないのですから、フロント陣の働きがプラスに評価にされる状況にはないと言えるでしょう。

表:ユベントスの登録選手(2019/20 シーズン)
クラブ育成選手(残り3枠)
協会育成選手(残り0枠)
GK(3選手)
1: シュチェスニー 31: ピンソーリョ 37: ペリン
77: ブッフォン
DF(7選手)
2: デ・シリオ 3: キエッリーニ 4: デ・リフト
12: A・サンドロ 13: ダニーロ 19: ボヌッチ
24: ルガーニ 28: デミラル
MF(6選手)
5: ピアニッチ 6: ケディラ 8: ラムジー
14: マテュイディ 23: エムレ・ジャン 25: ラビオ
30: ベンタンクール
FW(6選手)
7: ロナウド 10: ディバラ 11: D・コスタ
16: クアドラード 17: マンジュキッチ 20: ピアツァ
21: イグアイン 33: ベルナルデスキ
獲得済み or レンタルバックの選手
クルゼフスキ

 

■ Bチーム(= U-23)

 Bチームによる2020年1月の主な移籍は下表のとおりです。

表:2020年1月の移籍市場での動き(Bチーム)
ハン・グァンソン
(K.S. Han, 21)
買取義務を前倒しで行使してカリアリから保有権を獲得し、アル・ドゥハイルに転売
デル・ソーレ
(Del Sole, 22)
昨夏にユーヴェ・スタビアに1年間のローン移籍に出るも、期間を半年早めて復帰
M・ペレイラ
(Matheus Pereira, 21)
デジョン(フランス)へのローン移籍を打ち切り、バルサBに期限付き移籍。条件を満たすと800万ユーロの買取義務が発動
A・マルケス
(Alejandro Marques, 19)
バルサBから2年分割820万ユーロで加入した CF。スペインとベネズエラの国籍を保持
モタ・カルバーリョ
(Dany Mota, 21)
モンツァに期限付き移籍。買取義務が付随しており、このまま退団する可能性が大
マルキ
(Ettore Marchi, 34)
モンツァから半年間の期限付き移籍で加入した CF。モタとの交換トレード
ヴリオーニ
(Giacomo Vrioni, 21)
サンプドリアから保有権を獲得。今季前半戦はチッタデッラ(セリエB)に貸し出されていた CF
クレメンツァ
(Luca Clemenza, 22)
ペスカーラに半年間の期限付き移籍
ウェズレイ
(Wesley, 19)
ベローナから完全移籍で加入した右 SB。1年前にも加入が噂された “ライオラ案件” の選手
ミネッリ
(Alessandro Minelli, 20)
パルマから保有権を獲得。今季前半戦はトラパーニ(セリエB)に貸し出されていた CB

 Bチームは攻撃陣を中心に選手の移籍がありました。チーム内得点王だったモタ・カルバーリョ選手がモンツァに移籍。A・マルケス、マルキ、ヴリオーニの3選手を代替選手として獲得しました。

 また、ウィンガーのハン・グァンソン選手をアル・ドゥハイルに転売。デル・ソーレ選手を呼び戻しています。

画像:Bチームの獲得勝点の推移

 ちなみに発足2年目のBチームは獲得した勝点は昨年と同様のペースで「チームのテコ入れ」が必要不可欠な状況です。冬の移籍市場で大型 CF に分類される3選手を獲得したのですから、これらの選手をペッキア監督がどのように活用し、結果を残すのかに注目です。

 

■ プリマベーラ

 最後にプリマベーラが関係した移籍市場での動きは次のとおりです。

表:2020年1月の移籍市場での動き(プリマベーラ)
エヌテンダ
(Junior Ntenda, 17)
ナントから加入した左 SB。U-18 フランス代表の選出歴あり
フランコフォンテ
(Nicolò Francofonte, 19)
Bチームが獲得したヴリオーニとのトレードの形でサンプドリアに移籍。いずれの選手も買取義務が付随した半年間の期限付き移籍
ストッパ
(Matteo Stoppa, 19)
ジェルビ
(Erik Gerbi, 19)
バッレネチェア
(Enzo Barrenechea, 18)
スイス・シオンから加入した MF。ニューウェルズ(アルゼンチン)出身の長身ボランチ

 プリマベーラはBチームがサンプドリアからヴリオーニ選手の保有権を獲得するために3選手を放出。それとは別に2選手を獲得しました。

 エヌテンダ選手は「左 SB の控え」という立場で今季後半戦を迎えることでしょう。このポジションはベルドゥチ選手が務めていましたが、前十字靭帯の怪我で今季中の復帰は難しいため、選手層を厚くするとともに来季以降を見据えた獲得となっています。

 バッレネチェア選手は「ボランチ」です。このポジションはファジョーリ選手がBチームでのレギュラーとしてプレーしているため、“空き” が生じている状況です。ラノッキア選手などとBチームへの昇格を伺うことが期待されていると言えるでしょう。

 

 移籍市場での動きがシーズン後半戦にどのような効果をもたらすことになるのかに注目です。