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【移籍のウワサ】 ガットゥーゾ監督が就任したバレンシアがアルトゥールに興味?

 トゥット・スポルト』によりますと、ガットゥーゾ監督が就任したバレンシアがアルトゥール選手の獲得に興味を示しているとのことです。交渉が成立するかは「資金面での問題を解消できるか次第」と言えるでしょう。

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 アルトゥール選手は1996年8月生まれの25歳。2020年夏にピアニッチ選手との交換トレードの形でバルセロナから移籍金7200万ユーロで加入した中盤 MF です。

 セリエA初年度は適応に苦しんだものの、2年目となった 2021/22 シーズンには向上の兆しを見せました。

 ただ、プリマヴェーラ出身のミレッティ選手がアルトゥール選手を上回る内容をピッチ上で披露。これによって居場所を喪失することになってしまいました。そのため、ユベントスは「損切り」に動いているのです。

 

 アルトゥール選手の獲得にはガットゥーゾ監督が就任したバレンシアが興味を示しているとトゥット紙は報じていますが、移籍交渉は難航するでしょう。

  • ユベントス: 会計に損失が出ないように取引をしたい
    • 選手の年俸: 期限付き移籍先のクラブが全額負担して欲しい
    • 保有権: 買取義務が付随していることが理想
  • バレンシア: 多額の投資は経営的に不可能
    • 選手の年俸: ユベントス側にできるだけ負担して欲しい

 バレンシアはオーナーであるピーター・リム氏の経営が芳しくなく、財政問題を抱えているチームです。ユベントス側の要求を満たすことは “ミッション・インポッシブル” と見るべきでしょう。

 したがって、ユベントス側が「アルトゥール選手の減価償却費・年間1440万ユーロと年俸負担分でどれだけ出血する覚悟があるのか」で交渉が妥結に向かうと予想されるのです。

 

 プレミア方面からは「アーセナルが再びアルトゥール選手の獲得に動くかも」との噂も出ていますが、こちらは駆け込み補強のケースに限られるでしょう。まずはバレンシアとのクラブ間交渉に進展が見られるのかに注目です。