ユベントスは公式サイト上でラドゥ・ドラグシン選手がジェノアに1年間の期限付き移籍をすると発表いたしました。なお、条件によって買取義務が発動する項目が付随しています。
発表されたプレスリリースは以下のとおりです。
選手ラドゥ・ドラグシンの売却について
ジェノアとの合意事項
トリノ、2022年7月14日 ー ユベントス・フットボールクラブはジェノア CFC と選手ラドゥ・マテイ・ドラグシンの登録権を2023年6月30日まで一時的に貸与することで合意いたしました。
この契約にはジェノア CFC が 2022/23 シーズン中に特定のスポーツ目標を達成することを条件に当該選手の登録権を獲得する義務が付随しています。合意した獲得費用は2年分割550万ユーロです。
また、契約した選手が特定のスポーツ目標を到達した場合に最大で180万ユーロのボーナスが発生いたします。
ドラグシン選手は2002年2月生まれの20歳。ルーマニア出身の CB で2018年夏にユベントスの下部組織に加入し、プリマベーラやBチーム(= U-23)で研鑽を積んだ若手有望株です。
2021/22 シーズンはサンプドリアとサレルニターナに在籍。セリエAでのプレー経験を有しています。
大会名 | 試 | 得点 | 時間 | |
---|---|---|---|---|
サンプドリア (出場時間率:35%) |
セリエA | 13 (4) | 0 | 612' |
イタリア杯 | 2 (1) | 0 | 99' | |
合計 | 15 (5) | 0 | 711' | |
サレルニターナ (出場時間率:31.8%) |
セリエA | 7 (5) | 0 | 486' |
合計 | 7 (5) | 0 | 486' |
ただ、最初に移籍したサンプドリアはチームが残留争いに巻き込まれたことで監督交代が発生。「ベテラン選手の重用する」とジャンパオロ監督からの通達を受け、ドラグシン選手はサレルニターナに所属先を変更します。
しかし、サレルニターナではシーズン佳境を迎える前のタイミングで「控え選手」の立場となってしまい出場時間を伸ばすことはできませんでした。この点が来季以降の改善項目になるでしょう。
ドラグシン選手の新天地となるジェノアは「スポーツ目標を達成した場合に買取義務が発動」との条項をユベントスとの契約で有しており、おそらくセリエA昇格を果たした際に完全移籍へ切り替わると考えられます。
ジェノアを1年でセリエAに復帰させた中心選手としての地位を確立させることができれば、2023/24 シーズンはセリエAを戦うチームの主力として迎えることになります。まずはドラグシン選手がジェノアで成長曲線を描いてくれることに期待です。