ニコロ・スキーラ記者によりますと、サレルニターナへの期限付き移籍が濃厚と見られていたファクンド・ゴンサレス選手の移籍先としてピルロ監督が率いるセリエBのサンプドリアが急浮上しているとのことです。
「イタリアでのプレースタイルに適応すること」がF・ゴンサレス選手のテーマであり、どのチームがそれに適しているかが移籍先を決めるべきでしょう。

ファクンド・ゴンサレス選手は2003年6月生まれの20歳。ウルグアイ・モンテビデオ出身の左利き CB で今夏にバレンシアからユベントスに3年契約で加入しました。
ただ、今季は「ユベントスのトップチームの戦力」として計算されておらず。期限付き移籍でイタリアのプレースタイルに適応することが期待されている若手有望株です。
F・ゴンサレス選手の期限付き移籍先として有力視されているのはサレルニターナとサンプドリア。両クラブに移籍した場合の一長一短を整理すると以下のようになります。
- サレルニターナ: パウロ・ソウザ監督
- セリエAに所属
- 3バックを採用しており、CB の出場枠は多い
- 若手実績組のロヴァート(23)やピロラ(21)とのポジション争いが不可避な状況
- サンプドリア: ピルロ監督
- セリエBに所属
- 4バックを採用しており、CB の出場枠は少ない
- ポジション争いをするライバル選手の実力は相対的に低い
出場機会をコンスタントに積み重ねることができるのであれば、セリエAに属するサレルニターナに期限付き移籍する方が理想です。
ただ、サレルニターナでは同世代の若手 CB とのポジション争いは不可避な状況であり、シーズン序盤戦に遅れを取ってしまうと(イタリア初年度の)F・ゴンサレス選手には厳しくなります。
この点を考えると、“1年でのセリエA復帰を狙うサンプドリア” への期限付き移籍は選択肢になり得るでしょう。ガッティ選手やドラグシン選手がセリエBで自身の評価を飛躍的に高めた直近の実績があるからです。
F・ゴンサレス選手が自身のキャリアにとって最善と判断するクラブがどこになるのかに注目です。