ユベントスは公式サイト上でコニ・デ・ヴィンテル選手のジェノアへの期限付き移籍が決定したと発表いたしました。特定の条件を満たした場合に発動する買取義務と条件を満たさない場合に使える買取オプションが付随しています。
発表されたプレスリリースは以下のとおりです。
選手デ・ヴィンテルの一時譲渡について
ジェノアとの合意事項
トリノ、2023年8月11日 ー ユベントス・フットボールクラブはジェノア CFC と選手コニ・デ・ヴィンテルの登録権を2024年6月30日まで一時的に譲渡することで合意いたしました。
以下の項目も合意事項です。
- 2023/24 シーズン終了時までに特定のスポーツ目標を達成した場合、ジェノアに当該選手の買取義務が生じる
- 目標が未達だった場合、ジェノアは当該選手を獲得する買取オプションを有する
いずれのケースにおいても獲得費用は4年分割800万ユーロであり、契約期間中のパフォーマンス目標の達成度によっては最大200万ユーロの追加ボーナスが発生します。
ベルギー・アントウェルペン出身のデ・ヴィンテル選手は2002年6月生まれの21歳。2018年夏にズルテ・ワレヘムからユベントスに加入し、プリマヴェーラを経てBチーム(= Next Gen)でプレーした CB です。
2022/23 シーズンはセリエAのエンポリに期限付き移籍。シーズン終盤にひざの側副靭帯を痛めて戦線離脱となったもののセリエAで14試合1024分に出場し、今夏の U-21 欧州選手権にもベルギー代表のレギュラーとして出場しました。
今季は「昨シーズンよりもセリエAでの出場時間を増やす」がデ・ヴィンテル選手の目標だと思われますが、ユベントスでは「ガッティ選手と出場時間を分け合えた場合に1000分超の出場時間」という状況だっただけに移籍を決断したのでしょう。
デ・ヴィンテル選手の新天地となるジェノアがジラルディーノ監督が3バックを採用中。
CB 陣にはユベントスのプリマヴェーラ出身のヴォリャッコ選手とドラグシン選手が主力格として在籍しているため、適応しやすいクラブと言えるでしょう。
ジェノアがセリエA残留を達成した場合にデ・ヴィンテル選手の買取義務が発生する契約オプションであると思われるだけに「シーズンの早い段階で自身のポジションを確立させることができるか」が注目点になると思われます。
デ・ヴィンテル選手がジェノアで素晴らしい成長曲線を描いてくれることに期待です。