ユベントスは公式サイト上でアタランタがデミラル選手の買取オプションを行使したと発表いたしました。アタランタは6月17日の時点でオプション行使を発表しており、2日遅れでユベントスが追認したことになります。
メリフ・デミラルのオプション行使
トリノ、2022年6月19日 ー ユベントス・フットボールクラブはアタランタ BC と2021年8月6日に署名した選手メリフ・デミラルの登録権を4年分割2000万ユーロで獲得する権利を行使したことを発表いたします。
選手との契約期間中に特定のスポーツ目標が達成された場合、費用は最大で250万ユーロ増額となります。
また、本契約にはユベントスが優位となる潜在的ボーナスが含まれています。アタランタが同選手の登録権を第三者に売却した場合、すでにユベントスに支払った金額よりも増加した分の 10% が支払われることになります。
この取引により1120万ユーロのプラス経済効果が生じます。
デミラル選手は1998年3月生まれの24歳。2019年夏にサッスオーロからユベントスに加入したトルコ代表の CB です。
ユベントスではサッリ監督が率いた 2019/20 シーズンにポジションを掴みかけたものの2020年1月のローマ戦で左前十字靭帯を断裂。翌シーズンのピルロ監督下では信頼を十分に得られず、今季はアタランタに活躍の場を求めました。
チャンピオンズリーグ出場権を逃したアタランタはデミラル選手の買取オプションを行使するかは怪しかったものの、アタランタは行使を決断。ユベントスは2000万ユーロの移籍金を手にしています。
仮にアタランタがデミラル選手をプレミア勢に移籍金5000万ユーロで売却した場合、ユベントスはすでに手にした移籍金(= 2000万ユーロ)との差額(= 3000万ユーロ)の 10% (= 300万ユーロ)を潜在的ボーナスとして得られます。
経済的にプラスとなる取引で終えることができたのは経営的に悪いことではないでしょう。
アタランタが保有権を獲得したデミラル選手ですが、2022/23 シーズンもアタランタに留まるかは不透明な状況です。これはプレミア勢への売却が可能性として存在しているからです。
ユベントスとデミラル選手の関係には終止符が打たれましたが、デミラル選手の選手キャリアが新天地で輝くことを期待したいと思います。