『トゥット・スポルト』によりますと、ユベントスが今夏の移籍市場でリュディガー選手やブレメル選手など「即戦力のセンターバック」を補強ポイントに据えているとのことです。ただ、移籍金や年俸がネックになるでしょう。
候補としてトゥット・スポルトが名前を挙げているのは以下の3選手です。
- アントニオ・リュディガー(29, チェルシー)
- ニコラ・ミレンコビッチ(24, フィオレンティーナ)
- ブレーメル(25, トリノ)
これらの3選手はユベントスの最終ラインにおいても「加入即レギュラー」の地位を確立できるだけの能力は十分に有しています。ただ、金銭面がネックとなるでしょう。
リュディガー選手は今夏で現行契約が満了するため、純粋に『年俸』が問題となります。ユベントスが出せるのは「デ・リフト選手の水準」が限界です。その額でリュディガー選手が納得するかが鍵です。
ミレンコビッチ選手とブレーメル選手の『年俸』は「イタリアの国内水準」に抑えることはできますが、問題は『移籍金』です。所属クラブはユベントスの “伝統的なライバル” であるため、引き抜きは困難を極めるはずです。
また、クラブが抱える事情としては「ボヌッチ選手の処遇」も問題になります。“デ・リフト選手を擁する状態” で「即戦力のセンターバックを獲得」すると、ボヌッチ選手が『不良債権』に化けることは不可避だからです。
21/22 | 22/23 | 23/24 | 24/25 | |
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Chiellini (37) | €3m | €3m | ||
Bonucci (35) | €6.5m | €6.5m | €6.5m | |
Rugani (27) | €3.5m | €3.5m | €3.5m | |
de Ligt (22) | €8m | €8m | €8m | |
Demiral (24) | (ATA) | €1.8m | €1.8m | |
Dragusin (20) | (SAL) | ? | ? | ? |
Gatti (24) | (FRO) | ? | ? | ? |
合計【CB】 | €21m |
ボヌッチ選手の年俸は推定650万ユーロ。セリエAでも屈指の高給であり、「ピッチ上での絶対的な主力選手」に支払われるべき水準です。
したがって、『ボヌッチ選手の現行契約』が『即戦力 CB の獲得』を阻む要素になっていることは否定できません。ボヌッチ選手が現行契約に見合った活躍を見せれば問題はありませんし、難しいなら風当たりは必然的に強くなるでしょう。
若返りが “待ったなし” の状況となっている中でユベントスのフロント陣がどのような動きを見せるのかに注目です。