『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスがフィオレンティーナのミレンコビッチ選手に興味を持っているとのことです。「デミラル選手がプレミアリーグに移籍した場合」との条件付きですが、頭の片隅に置いておく必要があると言えるでしょう。
セルビア・ベオグラード出身のミレンコビッチ選手は1997年10月生まれの23歳。190cm 超の長身が際立つ CB で、右 SB としてもプレーできる器用な DF です。
もちろん移籍金も高値が付いており、コロナ禍が生じる前で4000万ユーロと言われていました。
ただ、ミレンコビッチ選手とフィオレンティーナの現行契約は2022年夏までです。。契約延長に合意することができなければ今夏に売却益を狙わざるを得ない状況となるため、移籍騒動が生じる形になったと言えるでしょう。
一方のユベントスは「デミラル選手の売却」が噂として出続けている状況です。
『プレミア勢の希望購入価格』で売却したとしても、ユベントスのクラブ収支にとってはプラスです。財務状況が芳しくないユベントスにとっては「デミラル選手が出場機会の増加を求める」のであれば『放出』を選択しても不思議ではないでしょう。
しかし、これは「ピルロ監督時」の話です。ピルロ監督は “コンディションが優れないボヌッチ選手” をデミラル選手よりも重宝していましたが、アッレグリ監督も同じ序列とする可能性はありません。
また、プレミア勢が「ミレンコビッチ選手の獲得に動く」という可能性もあります。したがって、ユベントス側にとって理想のシナリオである「デミラル選手の売却益よりも安価でミレンコビッチ選手を獲得する」が実現する見込みは低いと言えるでしょう。
ボヌッチ選手とキエッリーニ選手の稼働率は昨シーズンよりも下がる前提でチーム作りをする必要があるため、この部分をアッレグリ監督がどのように判断して選手層に対する注文を出したのかに注目です。