2021/22 カンピオナート・プリマベーラ第25節が行われ、アウェイでジェノアと対戦したユベントスはイリング選手とムラッツィ選手のゴールで 1-2 の勝利を手にしました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: センコ |
DF | 2: サボナ 5: エンゾアンゴ 13: ムハレモビッチ 3: トゥリッキア |
MF | 29: マレッサ(→ 1' st. 14: ムラッツィ) 4: オミッチ (C) 10: ボネッティ(→ 43' st. 6: チティ) 11: イリング |
FW | 7: ハサ(→ 35' st. 18: トゥルコ) 17: キボツォ(→ 22' st. 25: エンバングラ) |
ボナッティ監督は 4-4-2 を選択し、ユースリーグのリバプール戦からは3選手の入れ替えを実施。オミッチ選手とボネッティ選手がダブルブランチを組み、ハサ選手とキボツォ選手の2トップで試合に臨みます。
最初にチャンスを得たのはジェノア。7分に左サイドのハーフスペースに侵入したアッコルネロ選手が左足シュートを放ったが、GK センコ選手が左足でブロックする。
24分にはバンバ選手がフィジカルを活かしたボールキープから強引にシュートにまで持ち込んだが、肝心のシュートは GK センコ選手の正面。主導権はジェノアが握り続ける。
しかし、スコアを動かしたのはユベントス。29分にハサ選手がドリブルで持ち上がってラストパスを送ると左サイドを並走して来たイリング選手が左足シュートでニアサイドを射抜き、ユベントスが先制する。
その後、両チームともに前半の内に新たな決定機を作ることはできず。前半は 0-1 とユベントスがリードをして折り返す。
後半で先に惜しい場面を作ったのはユベントス。51分にハサ選手が左サイドから仕掛けてミドルシュートを放つが、これは GK ミトロビッチ選手が正面で処理をする。
良い入りを見せたユベントスは54分にトゥリッキア選手が左サイドを突破してクロスを入れると中央に詰めたハサ選手が潰れてボールは逆サイドに流れる。これをフリーのムラッツィ選手が押し込み、ユベントスのリードは2点に広がる。
ジェノアは61分に左 CK から長身のジニ選手を目掛けてボールを入れるが、ファールが疑われる混戦でも主審の笛は鳴らず。82分には FK からベサージョ選手のヘディングシュートが枠を捕らえるも GK センコ選手が CK に逃れる。
それでも攻め続けたジェノアは89分にアンブロジーニ選手がオミッチ選手に倒されて PK を獲得。これをサーリ選手がゴール右下に決め、土壇場で1点を返すことに成功する。
だが、ジェノアの反撃はここまで。試合は 1-2 で終了し、ユベントスに軍配が上がった。
なお、ボナッティ監督は試合後に次のようにコメントしています。
アンドレア・ボナッティ監督:
「今日の勝利は非常に重い勝利です。選手たちはシンプルにアメージングです。短期間でエネルギーを充填する能力がありましたし、それは当たり前ではないからです。
彼らは苦しみを知りつつも最後には個性を示しました。選手たちが今日の試合で示したことを私は誇らしく思います。歩んで来た道は素晴らしいものです。
クリスマス休暇後、私達は非常に忙しいスケジュールに直面しました。しかし、選手たちは自らを大切にし、成長し続けたい姿勢を示しました。
火曜日の試合はパフォーマンスの点から成熟度の高い試合でした。今日はチームのメンタル面での成熟度が高い試合となりました」
試合内容はボナッティ監督の試合後コメントに集約されているようにメンタル面での成熟度が示されていました。
序盤は劣勢だったものの耐えてカウンターから先制に成功し、ハーフタイムを挟んでも勢いを持続して追加点を奪取。試合終了間際まで2点差リードを維持することができていたからです。
それだけに最後に PK を与えて1点を返されてしまったことに関しては次節以降の反省材料と言えるでしょう。気が緩む可能性のあった試合でチームとして良い集中力を発揮できたことは自信になるはずです。
プリマベーラの次戦は3月の国際Aマッチデーが明けた4月2日(土)に行われるカンピオナート第26節ミラン戦です。良い内容の試合を継続することができるのかに注目です。