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プリマベーラ: インテルとのイタリア・ダービーに 0-3 で敗れる

 2021/22 カンピオナート・プリマベーラ第21節が行われ、ホームにインテルを迎えたユベントスは 0-3 で敗戦を喫しました。

画像:インテルに惜敗したプリマベーラ

 試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

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表1:出場選手一覧(2021/22 プリマベーラ第21節 インテル戦)
  選手名
GK 1: センコ
DF 2: サボナ(→ 1' st. 14: ムラッツィ)
19: フィウマーノ(→ 20' st. 6: チティ)
13: ムハレモビッチ(→ 1' st. 5: エンゾアンゴ)
3: トゥリッキア(→ 29' st. 16: ローヒ)
MF 29: マレッサ
26: セクララツ
4: オミッチ (C)
11: イリング
FW 9: チェッリ
7: ハサ(→ 17' st. 17: キボツォ)

 ボナッティ監督は 4-4-2 を選択。ミッドウィークにコッパ・プリマベーラで PK 戦まで突入していたこともあり、先発は6選手が入れ替え。前線はチェッリ選手とハサ選手の2トップで試合に臨みます。

 

 先に決定機を手にしたのはアウェイのインテル。3分に右サイドからのクロスにユルゲンス選手が合わせるもシュートは GK センコ選手が好セーブで応戦し、ユベントスは難を逃れる。

 対するユベントスは9分にイリング選手のシュートが相手 DF に当たって跳ね上がったボールが落ちて来たところをチェッリ選手がボレーシュート。しかし、上手くミートせず GK ロビダ選手が抑える。

 試合が動いたのは22分。インテルはペスチェトラ選手が入れた左 CK に飛び込んだホティ選手が中央で合わせて GK センコ選手を破り、先制に成功する。

 ユベントスは28分にイリング選手のスルーパスに反応したマレスカ選手に決定機が訪れたが、シュートは枠のわずかに右。前半はアウェイのインテルが1点のリードで折り返す。

 後半開始と同時に2枚替えを行ったユベントスだが55分に予想外のアクシデント。接触プレーでファールを取らなかった主審に対する不満と暴言でチェッリ選手がイエロー2枚で退場となり、ユベントスは10人での戦いを強いられてしまう。

 それでもユベントスは64分に右サイドから仕掛けたムラッツィ選手のクロスにイリング選手がヘディングで狙うもシュートは枠の左。

 すると76分に1人多いインテルはカルボーニ選手がロングカウンターを発動。最後は追走してきたユルゲンス選手がシュートをゴール左下に流し込み、インテルのリードは2点に拡大する。

 インテルは83分に中盤からのフィードに反応したユベントスの GK センコ選手と CB エンゾアンゴ選手の連携が乱れたことでボールを得たアビウソ選手が難なく押し込んで決定的な3点目を奪取。

 一矢報いるだけの力が残されていないユベントスは反撃もままならない状態で試合終了のホイッスル。試合は 0-3 で終了し、インテルに軍配が上がった。

 

 なお、ボナッティ監督は試合後に次のようにコメントしています。

アンドレア・ボナッティ監督:
「コメントに苦しむ奇妙な試合です。私達が試合で良いコントロールしていましたし、マレッサが主役となる場面も幾度か目撃しました。そしてセットプレーなどのエピソードに屈したのです。

 加えて、後半の立ち上がりにチェッリがしてしまったミスが結果に影響したと私は思います。

 守ってしまうと選手が成長する機会を提示しないことになります。今日はレオナルド(・チェッリ)が責任を取ることが正しいです。事実、彼の退場によってチームメイトたちが数的不利となり、試合に影響が出たのですから。

 結果はともかく、数的不利な状況で選手たちは同点を目指して奮闘したと言えるでしょう。イリングの姿勢は素晴らしいものでした。

 2失点目はインテルの守から攻への切り替えが素晴らしく、この時ばかりはチームが困難な状況であることを見せ付けられました。こういう状況だからこそ試合を膠着させ、最善の形で試合を終わらせなければなりません。

 今日のような日々は私達の成長の旅路を助けるだけのものです。この瞬間は立ち止まって考えることが重要です。悪夢ではなく、ある種の態度で導き出された現実だからです。この状況から逃げ出せませんし、ここから成長することはできます」

 




 

 “若気の至り” で退場処分となった選手による影響が結果にも生じてしまう典型的な試合になってしまいました。どのように切り替えて精神面での成長を示せるのかが鍵となるでしょう。

 審判の判定に不満を口にしたり、暴言を吐いてしまうことは仕方のない部分はあります。ただ、それらの行為によって「続けざまにイエローカードを提示されてしまうこと」は反省しなければなりません。

 少なくとも、1枚のイエローで済むように精神面を成熟させることは不可欠です。成長した姿を残りシーズンで見せることができるかが重要と言えるでしょう。

 

 プリマベーラの次戦は3月2日(水)に予定されている UEFA ユースリーグ・ラウンド16の AZ 戦です。アウェイのオランダで行われる一発勝負で今日の試合結果を活かした内容を見せることができるのかに注目です。