2021/22 カンピオナート・プリマベーラ第23節が行われ、アウェイでボローニャと対戦したユベントスは立ち上がりに許した失点が最後まで響き、試合は 1-0 でボローニャに軍配が上がりました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
| 選手名 | |
|---|---|
| GK | 30: ダッファラ |
| DF | 3: トゥリッキア 19: フィウマーノ（→ 20' st. 6: チティ） 13: ムハレモビッチ 16: ローヒ |
| MF | 14: ムラッツィ 4: オミッチ (C)（→ 36' st. 29: マレッサ） 26: セクララツ（→ 11' st. 10: ボネッティ） 11: イリング（→ 36' st. 27: ガランテ） |
| FW | 17: キボツォ 25: エンバングラ（→ 20' st. 28: ストリドンク） |
ボナッティ監督は 4-3-1-2 を選択。前節サンプドリア戦からは DF ラインを中心に5選手の入れ替えを実施。GK センコ選手が試合前に負傷したため、ダッファラ選手が急遽先発する形に試合に臨みます。
試合が動いたのは2分。ボローニャは右サイドから仕掛けたパーナメン選手が左足でニアに強烈なミドルシュートを突き刺し、立ち上がりに先制する。
ユベントスは直後の4分に右サイドから仕掛けたトゥリッキア選手がペナルティーエリア内で倒されて PK を獲得。だが、ゴール右下を狙ったイリング選手のシュートは GK バニョリーニ選手に読み切られて絶好機を逸してしまう。
19分にはキボツォ選手のラストパスに反応したイリング選手が左サイドを抜け出してシュートを放つが、これは枠のわずかに右を通過する。
その後もユベントスが押し込む形でシュートを打ち続けたが GK バニョリーニ選手の牙城を崩すことはできず。前半は 1-0 とボローニャがリードを持って折り返す。
後半で先に決定機を得たのはボローニャ。50分に右 CK が一度はクリアされるが、バイノー選手のロングシュートがドライブ回転で枠を捕らえる。しかし、ユベントスの GK ダッファラ選手が好セーブで応戦し、ゴールを死守。
一方のユベントスは59分にゴール正面やや左で得た FK をオミッチ選手が直接狙ったが、こちらはクロスバーに嫌われて同点に追い付くことができない。
73分にはキボツォ選手が入れた左 CK にムハレモビッチ選手がフリーで飛び込んだものの、シュートは枠の左。ユベントスは立ち上がりの1失点が重くのしかかることとなる。
結局、ユベントスの反撃は及ばず、試合は 1-0 で終了。軍配は立ち上がりに手にした虎の子の1点を守り切ることに成功したボローニャに上がった。
なお、ボナッティ監督は試合後に以下のようにコメントしています。
アンドレア・ボナッティ監督：
「試合結果は非常に残念です。開始1分半でのクリアミスから間違った試合になってしまいました。
いずれにしても、即座に反応して PK を獲得したことは非常に良い反応でした。しかし、不運にも PK スポットからのゴールを見出せず、結果として失点から数分後に訪れた機会を逸してしまったのです。
イリングのゴールは結果を変える可能性がありました。それでも私達は試合に集中しました。後半はオミッチの FK がクロスバーに阻まれる不運や相手 GK の好守に阻まれました。
結果は残念です。ただ、試合開始のホイッスルから数秒で失点することは頂けません。次戦に集中し、改善を続けることに目標を置いて帰路に着きます」
開始序盤の失点で出鼻を挫かれ、直後の PK 失敗による影響が結果にまで響いた試合でした。
立ち上がりにミスから失点したことは反省点ですが、ビハインドに気落ちすることなく攻め続けた姿勢は収穫点と言えるでしょう。次戦では今節での反省点を活かしたプレー内容を見せることができるかがポイントになります。
プリマベーラは今週末に予定されていたカンピオナート第24節ベローナ戦が延期となったため、3月15日（火）に予定されている UEFA ユースリーグ準々決勝リバプール戦が次戦となります。
一発勝負のトーナメント戦であり、クラブとして初めて駒を進めた準々決勝でどのようなプレーができるかが注目点になるでしょう。若手選手たちの奮起に期待です。
