2021/22 カンピオナート・プリマベーラ第7節が行われ、アウェイでベローナと対戦したユベントスは後半に2失点を喫し、2-0 で敗れました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: センコ |
DF | 2: サボナ 19: フィウマーノ(→ 1' st. 5: エンゾアンゴ) 6: チティ 24: デッラバーレ |
MF | 21: ドラティオット(→ 32' st. 9: チェッリ) 3: トゥリッキア (C) 29: マレッサ(→ 18' st. 4: オミッチ) 26: セクララツ(→ 24' st. 10: ボネッティ) 17: キボツォ |
FW | 27: ガランテ(→ 18' st. 18: トゥルコ) |
ボナッティ監督は 4-2-3-1 を選択。中2日で UEFA ユースリーグが控えているため、1週間前に行われた前節ボローニャ戦からは6選手を入れ替えて試合に臨みます。
試合は開始2分にベローナが左サイドで獲得した FK をミンノッチ選手が直接狙い、ユベントスの GK センコ選手が CK に逃れる好セーブで応戦する展開で始まる。
対するユベントスは16分にデッラバーレ選手のロングフィードを上手く処理したガランテ選手が折り返し、キボツォ選手が飛び込むも相手 DF のマークでこちらも CK に逃れられてしまう。
30分にユベントスはドリブルで持ち上がったマレッサ選手にキボツォ選手からのリターンパスが来るも、タイミングがわずかに合わずに空振り。ユベントスは決定機を決め切ることができない。
ベローナは42分にイェボア選手がフィジカルを活かしたボールキープから反転シュートに持ち込んだが、これも GK センコ選手が反応してノーゴール。結局、前半は互いに譲らず 0-0 で折り返すこととなる。
膠着した試合を動かすことに成功したのはベローナ。70分に右サイドからロングスローを入れると、ペナルティーエリア内でボールを足元で処理したイェボア選手が鋭い右足シュートを決めてベローナが先行する。
ベローナは75分に中盤でボール奪取に成功するとカウンターを発動。スルーパスに抜け出したボシリ選手が冷静に流し込み、リードを2点に拡大する。
ユベントスは83分に左サイドで得たオミッチ選手の FK がゴールマウスを捕らえたが、これは GK キヴィラ選手が冷静にキャッチ。オミッチ選手は88分にもミドルシュートを枠に飛ばしたもののゴールとはならず。
結局、試合はこのまま 2-0 で終了。ベローナに軍配が上がり、ユベントスのリーグ戦での連勝は3でストップした。
なお、ボナッティ監督は試合後に以下のようにコメントしています。
アンドレア・ボナッティ監督:
「ベローナは素晴らしいパフォーマンスを見せていますし、対戦する相手が今の順位に値しないことを私達は良く知っていました。私達のパフォーマンスは良くなかったですし、タフな試合でした。
私達が2失点を許したエピソードについての苦味はあります。
ユースリーグのことを考えましょう。ユベントスにいる良い理由の1つは偉大な試合をプレーできる可能性があることです。しかし、これには自己犠牲、謙虚さ、集中力の向上が欠かせません。
私達は今日の試合からインスピレーションを得て、可能な限り早期に議論を締めることを試みなければなりません」
前半はどちらか一方のチームが主導権を握った訳ではなく、決定機は同じだけ訪れた試合でした。そこで先制できれば良かったのですが、ゴール前での冷酷さを示せるかは今後重要となるでしょう。
失点は少し不運な面もあり、選手たちはあまり責められません。
その一方で朗報となったのは心臓の問題で戦線離脱していたチェッリ選手がピッチに立ったことです。前線でのポストプレーなどでチームに貢献してくれるものと思われます。
プリマベーラの次戦は11月2日(火)に予定されている UEFA ユースリーグ第4節ゼニト戦です。普段は対戦できない相手を迎えての試合であり、良いモチベーションで試合に臨むことができるのかに注目です。