2021/22 シーズンのカンピオナート・プリマベーラも開幕し、アウェイでフィオレンティーナと対戦したユベントスはキボツォ選手とトゥルコ選手のゴールで 1-2 の勝利を手にしました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: センコ |
DF | 2: サボナ 5: エンゾアンゴ 13: ムハレモビッチ 3: トゥリッキア |
MF | 7: ハサ(→ 44' st. 25: ムバングラ) 4: オミッチ (C) 10: ボネッティ(→ 36' st. 27: ガランテ) 11: イリング |
FW | 18: トゥルコ(→ 36' st. 29: マレッサ) 17: キボツォ(→ 21' st. 6: チティ) |
ボナッティ監督は 4-4-2 を選択。昨シーズンもプリマベーラでプレーしていた選手がチームの中心として先発出場し、今夏新加入のムハレモビッチ選手が CB でエンゾアンゴ選手とコンビを組む布陣で試合に臨みます。
試合は開始2分にキボツォ選手が右足で鋭い振りのシュートを枠内に飛ばす良い立ち上がりをユベントスが見せる。
スコアが動いたのは11分。ユベントスは右 CK のクリアボールを回収してペナルティーエリアに侵入したハサ選手が背後から倒されて PK を獲得。これをキボツォ選手がゴール正面に決めてユベントスが先制する。
対するフィオレンティーナは26分に右 CK がユベントスの GK センコ選手にパンチングクリアをされたボールをフリソン選手がダイレクトボレー。しかし、素早く立ち上がって体制を立て直していたセンコ選手がキャッチしてピンチを防ぐ。
するとユベントスは44分にエンゾアンゴ選手が高い位置でボール奪取に成功し、中央にグラウンダーのクロス。これをトゥルコ選手が冷静に左足で決め、ユベントスは2点のリードを持って前半を折り返すこととなる。
後半もユベントスが主導権を握り、51分にはトゥルコ選手のボール奪取から3点目を狙う。しかし、この波状攻撃はフィオレンティーナの守備陣がゴールの死守し、スコアは動かない。
一方のフィオレンティーナは65分にトチ選手のシュートがエンゾアンゴ選手の腕に当たったとの判定で PK を獲得。これをコッラディーニ選手がゴール右上に決め、1点差に詰め寄る。
ユベントスはイリング選手やオミッチ選手がロングシュートで GK フォッリ選手を脅かすもゴールとはならず。それでも1点のリードを守り切ることに成功。試合は 1-2 で終了し、開幕戦を勝利で飾った。
なお、ボナッティ監督は試合後に次のようにコメントしています。
アンドレア・ボナッティ監督:
「私達はパフォーマンスと結果に満足しています。フィオレンティーナのような技術的なチームを相手に難しいピッチで個性を発揮しました。
改善点が数多くあることは気付いています。しかし、私達は始まったばかりですし、新加入選手が多くいることを踏まえると時間を要するのが普通です。中断明けに決意を持って再開することが重要になるでしょう」
チームとして上手く機能していましたし、開幕戦で良いスタートを切ったと言えるでしょう。これはチームには継続性が重要であることを示しています。
今節で先発した新加入選手はムハレモビッチ選手だけですが、サボナ選手やトゥルコ選手は U-17 からの加入組です。彼らも新たにプリマベーラに加わった新加入組であることに変わりはないため、チームにフィットするには時間を要すると見るのは自然な成り行きです。
今シーズンは UEFA ユースリーグが例年どおりのスケジュールで行われますし、新加入組にも出場機会が巡ってくることになります。その意味でも新加入組の適応は重要と言えるでしょう。
プリマベーラの次戦は9月11日(土)に予定されているカンピオナート第2節アタランタ戦です。開幕戦で得た好感触を活かしたプレーを見せることができるのかに注目です。