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プリマベーラ: リーグ再開初戦となったトリノ・ダービーでの打ち合いを制する

 2021/22 カンピオナート・プリマベーラ第15節が開催され、アウェイでトリノとのダービー戦に臨んだユベントスはイリング選手とボネッティ選手のドッピエッタで 3-4 の逆転勝利を手にしました。

画像:ドッピエッタの活躍でチームを勝利に導いたイリング

 試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

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表1:出場選手一覧(2021/22 プリマベーラ第15節 トリノ戦)
  選手名
GK 1: センコ
DF 14: ムラッツィ
5: エンゾアンゴ
13: ムハレモビッチ
3: トゥリッキア
MF 25: エンバングラ(→ 33' st. 7: ハサ)
4: オミッチ (C)(→ 8' st. 16: ローヒ)
10: ボネッティ
11: イリング
FW 9: チェッリ(→ 33' st. 19: フィウマーノ)
17: キボツォ(→ 45' st. 29: マレッサ)

 約1ヶ月ぶりの開催となった公式戦でボナッティ監督は 4-4-2 を選択。負傷した選手の関係で最終ラインに変更はあったものの、中盤より前線は第14節カリアリ戦と同じ選手の起用を中心にして試合に臨みます。

 

 試合は立ち上がりの5分にオミッチ選手からスイッチする形でボールを得たイリング選手がロングシュート。トリノの GK ミラン選手の腕を弾くほどの強烈なシュートが決まり、ユベントスが1点を先制する。

 ところが直後にアクシデント。6分に接触プレーで右足を痛めたオミッチ選手がプレー不能となり、ローヒ選手との交代を余儀なくされてしまう。

 すると流れはトリノへ。24分に左サイドで得た FK からの混戦からラ・マルコ選手が叩きつけたシュートを放つとトゥリッキア選手のハンドを誘発し、トリノが PK を獲得する。これをバエテン選手がゴール右下に決め、スコアは 1-1 の同点となる。

 勢いに乗ったトリノは41分にボネッティ選手がエンゾアンゴ選手にバックパスを出したタイミングでハイプレス。ボール奪取に成功したザネッティ選手がゴールを奪い、2-1 と逆転して前半を折り返す。

 ユベントスの得点への執念が実ったのは68分。トリノが GK から繋ごうとしたところにハイプレスを仕掛けるとボナッティ選手がボール奪取し、キボツォ選手を経由してチェッリ選手がシュート。このこぼれ球をボナッティ選手が押し込んで同点に追い付く。

 72分にはキボツォ選手が左サイドを突破して折り返すとペナルティーエリア手前で待っていたイリング選手がフリーでミドルシュート。これが決まり、ユベントスは 2-3 と逆転に成功する。

 ユベントスは79分に GK センコ選手がロングパントで前線にボールを送ると、途中出場のハサ選手が身体を上手く使ったポストプレーで相手 DF ラインの裏にボールを送る。これを走り込んだボネッティ選手が合わせ、ユベントスのリードは2点に拡大する。

 だが、トリノは89分に左サイドから仕掛けたザネッティ選手がカッカーボ選手のポストプレーなどで戻ってきたボールを押し込み、土壇場で1点差に詰め寄る。

 後半アディショナルタイムにはサイドラインを割ったボールを離さなかったハサ選手をエヌグェッセン選手が突き飛ばしたことを端に乱闘騒ぎが勃発。試合終了後にもムハレモビッチ選手が退場となる荒れた試合は 3-4 で終了し、ユベントスが勝点3を獲得した。

 

 なお、試合後にボネッティ監督は次のようにコメントしています。

アンドレア・ボネッティ監督:
「選手たちは難しい状況で素晴らしい反応を示してくれましたし、疑いようのない勝利を持ち帰ります。

 いくつかの試合が存在した試合でした。ハーフタイム後は試合結果を覆すためのエピソードを創出する強さを見つけるための自信を持ってピッチに入らなければなりませんでした。

 私達は同点に追い付いたことで感情面で優位となり、結果は勝利に値するチームが報われました。今は次節のことを考えています」

 

 




 

 ジェットコースターのような試合だったと言えるでしょう。先制に成功したもの、その直後に主将が予想外の負傷交代。相手に逆転されて前半を終えるも、後半の同点弾から一気呵成に逆転して逃げ切り勝利を手にしたからです。

 後半アディショナルタイムの “いざこざ” はダービー戦では定番です。そのため、深刻に捉える必要は少ないと思われます。

 チームへの懸念としては主将のオミッチ選手に重傷の恐れがあることです。選手自身が交代を即座に要求し、右足を引きずる形でピッチを離れていましたから復帰には時間を要することになるでしょう。

 

 プリマベーラの次戦は2月2日(水)に予定されているカンピオナート第16節サッスオーロ戦です。今節のトリノ・ダービーで得た勝利を活かし、連勝を飾ることができるのかに注目です。