2021/22 カンピオナート・プリマベーラ第18節が行われ、ホームにフィオレンティーナを迎えたユベントスはトゥリッキア選手のゴールを皮切りに4得点を奪い、4-0 で勝利しました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: センコ |
DF | 2: サボナ 5: エンゾアンゴ 13: ムハレモビッチ 16: ローヒ(→ 10' st. 6: チティ) |
MF | 14: ムラッツィ 10: ボネッティ (C) 3: トゥリッキア(→ 32' st. 29: マレッサ) 11: イリング(→ 32' st. 37: エンオンゲ) |
FW | 25: エンバングラ(→ 32' st. 22: ソルベルグ) 17: キボツォ(→ 22' st. 9: チェッリ) |
ボネッティ監督は 4-4-2 を選択。前節 SPAL 戦からは2選手の入れ替えを実施し、CB にはエンゾアンゴ選手がスタメンに復帰。前線はエンバングラ選手とキボツォ選手の2トップで試合に臨みます。
試合が動いたのは11分。ユベントスは相手 GK からの縦パスをトゥリッキア選手が前に出てインターセプトに成功すると、そのままの勢いで左足シュートを蹴り込んで先制に成功する。
ユベントスは22分に相手のクリアボールをムラッツィ選手がヘディングで前線に送ると、追い付いたエンバングラ選手がヒールパスでボールを戻す。これをゴール前に詰めていたムラッティ選手が冷静に押し込み、ユベントスのリードは2点に広がる。
勢いに乗るユベントスは26分に右サイドのサボナ選手が入れたクロスに合わせようとしたキボツォ選手が倒されて PK を獲得。これをイリング選手がゴール左上に決めて 3-0 と大量リードを手にする。
対するフィオレンティーナは得点を感じさせる決定機を手にすることなく前半が終了。ユベントスは3点のリードを持って前半を折り返す。
後半は大量リードに守られたユベントスが無理をする必要がないため、静かな状態で時計の針が進む。
その状況でスコアを動かしたのはユベントス。73分にセンコ選手がロングパントを前線に送ると、クリアボールを回収したエンバングラ選手がドリブルを仕掛けてフィオレンティーナの守備陣を翻弄し、シュートをゴール右に決めて4点目。
フィオレンティーナは78分に右サイドから中央にカットインしたアマトゥッチ選手の左足シュートが枠を捕らえたが、これはユベントスの GK センコ選手が難なくキャッチ。
その後、スコアは動くことなく試合は90分を少し過ぎたところで終了。前半に3得点を奪ったユベントスがフィオレンティーナを 4-0 で下した。
なお、試合後にボネッティ監督は次のようにコメントしています。
アンドレア・ボネッティ監督:
「今日のパフォーマンスは非常に並外れていて集中力もある素晴らしいレベルのものでした。選手たちは素晴らしかったです。私達は完成されたチームを相手にプレーをしたからです。
私達の方が良い内容でしたし、ポジティブな結果を持ち帰ることができます。順位表を見るのではなく、相手が何を表現できるのかを見てアプローチを選択しました。
エンバングラとトゥリッキアは素晴らしい試合をプレーしました。彼ら選手たちは大きく成長していますし、このようなパフォーマンスを評価することは私達にとって大きな喜びです。
グループ全体での素晴らしいパフォーマンスと共にソルベルグとエンオンゲのデビューを私は強調したいです。選手がベストを尽くせる理想的なコンティションを作ろうと私達が挑戦している事実が示されているからです」
序盤から積極的な姿勢で試合に入り、早い時間帯で最初の決定機を決め切ったことで試合の主導権を引き寄せました。その上で追加点を立て続けに決めるなど勝負の行方を前半で決めた点も高評価です。
フィオレンティーナは育成年代で安定したチーム力を維持していますし、19歳の選手はBチーム(= U-23)に参加しているユベントスにとっては『クラブの取り組み』が評価される試合になったと言うことができるでしょう。
プリマベーラの次戦は2月15日(火)に予定されているカンピオナート第19節アタランタ戦です。アタランタも育成年代で安定した強さを維持しており、タフな試合になることが予想されます。
U-17 に所属する選手が “飛び級” の形でプリマベーラでデビューを果たしており、選手を育成しつつ良い結果を残すプロセスを継続することができるのかに注目です。