2021/22 カンピオナート・プリマベーラ第13節が行われ、アウェイでエンポリと対戦したユベントスはトゥルコ選手とキボツォ選手のゴールで 1-2 の勝利を手にしました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: センコ |
DF | 2: サボナ 19: フィウマーノ 5: エンゾアンゴ 3: トゥリッキア |
MF | 14: ムラッツィ(→ 18' st. 24: デッラバーレ) 4: オミッチ (C) 10: ボネッティ(→ 30' st. 26: セクララツ) 11: イリング |
FW | 18: トゥルコ(→ 30' st. 9: チェッリ) 17: キボツォ |
ボナッティ監督は 4-4-2 を選択。キボツォ選手が2トップの一角に入り、右サイドハーフのムラッツィ選手とボランチのボネッティ選手が新たに先発する布陣で試合に臨みます。
最初に決定機を迎えたのはユベントス。10分にオミッチ選手の FK が枠を捕らえたが、これは GK ハバリッチ選手が好セーブで CK に逃れる。
対するエンポリは17分に右サイドから仕掛けて最後はイグナッキティ選手が左足で狙ったものシュートは枠を捕らえず。
試合が動いたのは23分。ユベントスは GK センコ選手がロングパントを送ると、これに反応したトゥルコ選手がその勢いを活かしてシュートを決めてユベントスが1点を先制する。
エンポリは40分にイノセンティ選手のロングシュートがドライブ回転で枠に向かったが、これは GK センコ選手が好セーブ。前半はトゥルコ選手のゴールでユベントスがリードを持って折り返す。
後半はホームのエンポリが猛攻を仕掛ける。48分にロッシ選手が持ち上がって右サイドからシュートを放つが、これは GK センコ選手がブロック。こぼれ球を狙ったヘイミソン選手も押し込めない。
60分には右サイドのヘイミソン選手からのクロスに中央でフリーになっていたマガッズ選手がヘディングで狙うもシュートはクロスバーの上。ユベントスは肝を冷やす。
すると76分にユベントスはチェッリ選手が左サイドに展開すると、イリング選手がダイレクトで折り返したクロスにキボツォ選手が合わせてユベントスがリードを2点に拡大する。
諦めないエンポリは一矢報いるために猛攻を仕掛けると87分に左サイドのクロスからデッラバーレ選手のハンドを誘発して PK を獲得。これをイノセンティ選手がゴール右下に決めて1点を返す。
だが、エンポリの反撃はここまで。試合は 1-2 でユベントスが勝利し、5試合ぶりの勝点3を手にした。
なお、ボナッティ監督は試合後に次のようにコメントしています。
アンドレア・ボナッティ監督:
「満足です。エンポリを相手にプレーをすることは難しくなると分かっている中で良い試合ができたからです。最初の30分は攻撃面で非常にポジティブなものでした。フィニッシュの精度を少し欠いていたとしてもです。
リードを得た後は簡単ではありません。同点を目指して積極的に来る相手だからです。しかし、チームは上手くプレッシャーに対処しましたし、集中し続けました。
私達全員が昨季のプレーオフでの借りを返したいと思っていました。私はチーム全体を称賛したいと思います。選手たちが超一流だったからです。
これからはカリアリ戦のことを考えます。このタフなサイクルを締めくくる年内最終戦だからです。火曜日にチームが体力と精神力を回復させる能力がどれだけ備わっているのかを見ることになるでしょう。この道を歩み続けなければなりません」
リーグ戦での勝利から見放され続けていただけに勝利を手にしたことは収穫です。しかも、育成年代で定評のあるエンポリとのアウェイ戦で勝利を得たのですから、大きな価値があると言えるでしょう。
攻撃面ではチャンスを作れていましたし、ハンド絡みの失点を気にする必要はありません。
守備で反省すべきは60分にゴール中央でマガッズ選手をフリーにしてシュートを打たれたことです。この場面は「マーク」に問題があったことは否めない訳ですから、これは要改善となるはずです。
プリマベーラの次戦は12月21日(火)に予定されているカンピオナート第14節カリアリ戦です。冬季中断前の年内最終戦を勝利で締めくくることができるのかに注目です。