2021/22 カンピオナート・プリマベーラ第5節が行われ、サンプドリアをホームに迎えたユベントスは90分のストリドンク選手のゴールで 1-0 の勝利を手にしました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: センコ |
DF | 2: サボナ 19: フィウマーノ(→ 1' st. 24: デッラバーレ) 5: エンゾアンゴ 14: ムラッツィ |
MF | 29: マレッサ 4: オミッチ (C) 3: トゥリッキア(→ 31' st. 11: イリング) 10: ボネッティ(→ 13' st. 27: ガランテ) |
FW | 7: ハサ(→ 31' st. 26: セクララツ) 18: トゥルコ(→ 41' st. 28: ストリドンク) |
ボナッティ監督は 4-3-1-2 を選択。骨折でムハレモビッチ選手が長期離脱となった CB にはフィウマーノ選手を起用し、前線はハサ選手とトゥルコ選手の2トップで試合に臨みます。
試合は2分にサンプドリアがロングフィードを処理したポッリ選手のプレーがワンタッチボレーとなるが、GK センコ選手の右足に当たったことでユベントスは難を逃れる。
そのユベントスは7分に左サイドを突破したムラッツィ選手がクロスを入れるが、GK エスポージト選手にキャッチされてしまう。
ユベントスは30分に左 CK からエンゾアンゴ選手がヘディングで、35分には FK からオミッチ選手が直接狙うがシュートに正確性を欠いてゴールとはならず。
対するサンプドリアは43分に縦パスを受けたディ・ステファノ選手が反転ターンでエンゾアンゴ選手のマークを外して強烈なミドルシュート。だが、GK センコ選手が正面で処理し、前半は 0-0 で折り返すこととなる。
後半は開始直後からユベントスが両サイドからのクロス攻撃で決定機を手にしたが、GK エスポージト選手の牙城を崩すことはできない。
64分にはトゥルコ選手からのラストパスに反応したマレッサ選手に GK との1対1の場面が訪れたが、これも GK エスポージト選手の好セーブに阻まれてしまう。
耐えていたサンプドリアは73分に右サイドから仕掛けたレオナルディ選手がハサ選手に倒されて PK を獲得。だが、ゴール左下を狙ったディ・ステファノ選手の PK を GK センコ選手がストップし、ユベントスは命拾いをする。
試合は90分にガランテ選手が競り合ったロングフィードからストリドンク選手がこぼれ球を回収し、そのまま縦に持ち上がって左足でシュート。このシュートが決まり、ユベントスが土壇場で先制する。
この1点が決勝点となり、試合は 1-0 で終了。ユベントスが勝点3を積み重ねた。
なお、ボナッティ監督は試合後に次のようにコメントしています。
アンドレア・ボナッティ監督:
「後半は25分に渡ってクロスなどを織り交ぜてハイレベルなプレーをしました。それから選手たちは信じることができています。
中断期間は非常に長かったですし、継続的な仕事をすることは簡単ではありませんでした。しかし、私達は団結した良いグループであることを示せました。
誰もが参加したいと思っています。私が選手たちに言っていることはユベントスには機会があるということです。選手の誰もが主人公のように感じていることを私は嬉しく思います。
ピッチ上でのカバーリングを向上させていますし、2試合連続でのクリーンシートは大きな自信になります。ゼニト戦では失った勝点を挽回したいと思っています。サンクトペテルブルクでの試合では自信を持たなければならないでしょう」
ハーフタイムで上手く修正したことで内容が段違いに良くなったものの、決定機を活かし切れず相手に PK を与えてしまうなど負のスパイラルに陥りかけた試合でした。
ただ、絶体絶命の状況で GK センコ選手が PK をストップ。命拾いをしたことで試合最終盤の劇的ゴールで勝利を手にすることができた試合と言えるでしょう。
U-19 で構成されるプリマベーラに U-17 を主戦場とする選手が “飛び級” の形で加わり、プレーでの経験や結果を手にしていることもポジティブなことだと言えるはずです。
プリマベーラの次戦は10月20日(水)に予定されている UEFA ユースリーグ第3節ゼニト戦です。ロシアで行われる難しいアウェイ戦でプリマベーラの選手たちが良いパフォーマンスを披露することができるのかに注目です。