『ガゼッタ・デッロ・スポルト』がチーム屈指の高給取りであるにも関わらず負傷離脱で戦力として計算できていないラムジー選手への批判を強めています。現状では序列が下がる一方と言わざるを得ないでしょう。
ガゼッタ紙が批判の根拠としているのはラムジー選手のプレー時間です。今年3月の代表戦以降にラムジー選手が出場した試合数とプレー時間は以下のとおりです。
- ウェールズ代表: 6試合・447分
- 2021年6月:
- 親善試合: 2試合・92分
- 欧州選手権: 4試合・355分
- 2021年6月:
- ユベントス: 8試合・226分
- 2020/21 シーズン: 4試合・110分
- Serie A: 4試合・110分
- 2021/22 シーズン: 4試合・116分
- Serie A: 3試合・98分
- UEFA CL: 1試合・8分
- 2020/21 シーズン: 4試合・110分
ウェールズ代表では447分のプレー時間がありますが、ユベントスでは226分に留まっています。起用は監督の戦術に左右されるものの、年俸を考えると「物足りないこと」は否定できないでしょう。
ラムジー選手はアーセナルとの契約が満了したことでフリーで加入しており、移籍金を必要としなかったために高年俸が用意されています。
プレー可能な状態で「監督判断」によってプレー時間が伸びていない場合は選手の問題ではありません。しかし、ラムジー選手の場合は筋肉系の問題で離脱が続いており、戦力として計算できない状態なのです。
これでは批判を招くことは止むを得ないでしょう。
アッレグリ監督はラムジー選手をレジスタにコンバートしようとしていましたが、ラムジー選手が真価を示す前に新加入のロカテッリ選手がフィット。レジスタを担当するレギュラーポジションは埋まってしまいました。
ユベントスでのプレー時間が伸びる要素は現状では少ないため、1月の移籍市場では退団の噂がメディアを騒がせることになると思われます。
来シーズンはジェノアに期限付き移籍中のロベッラ選手が復帰します。ロベッラ選手はジェノアの主戦レジスタとしてプレー中ですから、ラムジー選手に残された時間は少ないでしょう。どのような結末が待ち構えているのかに注目です。