会計関連のニュースを扱う『カルチョ・エ・フィナンツァ』が 2021/22 シーズンのセリエAに所属するクラブが「ユニフォーム広告から得ている収入」のランキングを発表していましたので紹介いたします。

トップ10のクラブとスポンサーから得ている広告料は以下のとおりです。
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チーム名 | ユニフォーム広告 | ||
---|---|---|---|
企業名 | 収入 | ||
1 | ユベントス | Jeep 4xe | € 52.5m |
2 | インテル | socios.com | € 29m |
3 | フィオレンティーナ | メディアコム | € 26.1m |
4 | サッスオーロ | マペイ | € 18m |
5 | ローマ | DigitalBits | € 15m |
6 | ミラン | エミレーツ航空 | € 14.5m |
7 | ナポリ | Lete / MSC | € 11.5m |
8 | アタランタ | Plus500 | € 6.2m |
9 | トリノ | スズキ | € 3.65m |
10 | カリアリ | ISOLA | € 3.1m |
上位5クラブ中、3クラブが「オーナー企業」がユニフォームの胸スポンサーを務めています。その代表例がユベントスで、親会社『Exor』の傘下にある『Jeep』の広告から5250万ユーロを得ています。
同系のクラブはフィオレンティーナとサッスオーロ。フィオレンティーナはオーナーのコミッソ氏が持つ『メディアコム』、サッスオーロは親会社の『マペイ』がクラブ経営を支える形となっています。
残る2クラブはインテルとローマ。これらのクラブは「ブロックチェーンを手がける IT 企業」が胸スポンサーを務めており、時代の変化を感じさせる状況と言えるでしょう。
セリエAに所属するクラブが得ている『胸スポンサー収入』は昨シーズンよりも増加しているとの言及もあり、コロナ禍で『マッチデー収入』が減少している状況下ではポジティブな要素です。とは言え、観客不在の状況はスポンサーにも好ましい状況ではありません。
制限なしの有観客に戻るのがいつ頃なのかにも注目です。