ユベントスは公式サイト上でアルペリア社がクラブの公式グリーンエナジー・パートナーに就任したと発表いたしました。時代のトレンドに合致したスポンサーだと言えるでしょう。
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アルペリア社はイタリア北東部ボルツァーノに本社を置く電力会社です。地方自治体が持っていた電力会社から誕生した企業であり、発足の形態は「日本の電力会社」に似たものがあると言えるでしょう。
電力会社であるアルペリア社が『グリーンエナジー・パートナー』に就任した理由は発電構成にあります。
ボルツァーノはイタリア・南チロル自治州の中心都市で、北部はアルプス山脈を経てオーストリアと隣接しています。つまり、水力資源に恵まれた土地柄であるため、グリーンエネルギーの大きな供給源なのです。
実際、アルペリア社の発電構成は「ほとんどが水力発電」であり、その歴史は120年にもなります。世間は『カーボン・ニュートラル』を求める声が高まっていることから、ユベントスは時代に合致した良いスポンサーを得たと言えるでしょう。
アルペリア社はユベントスがセリエＡとチャンピオンズリーグで勝利するたびに「100% グリーンエネルギーの電力を 12kW/h 提供する」と発表されています。
実際の電気に “色” は付いていないのですが、「クラブがスタジアムや練習場での使用電力はグリーンエネルギーで賄われている」との宣伝は世間（≒機関投資家）に対して効果的です。ビジネス面で活用できる良いオプションを引き出したと言えるはずです。
また、今季はユニフォームの胸部に「Jeep 4xe」と電気自動車のロゴが表示されるため、こちらの部分での相乗効果が生まれることも期待されることになります。
生まれ変わりを目指すユベントスが飛躍することができるのかに注目です。
