ユベントスは公式サイト上でI・トゥレ選手とベルアット選手がセリエBのピサに移籍すると発表いたしました。I・トゥレ選手は完全移籍、ベルアット選手は買取オプションが付随した期限付き移籍の形態が採られています。

ドイツ・ベルリン出身のイドリッサ・トゥレ選手は1998年4月生まれの23歳。ブレーメンのセカンドチームから2018年夏にユベントス・Bチームに加入し、昨季はオランダのフィテッセに期限付き移籍をしていた中盤 MF です。
ただ、フィテッセでレギュラーの座を掴むまでには至らず。それでもセリエBのピサが完全移籍での獲得をしたため、ユベントスとの関係性は今夏で途切れることになります。
Bチームは U-23 がメインであることに加え、I・トゥレ選手がユベントスのクラブ内育成選手の資格を満たせないことを考えると妥当な取引であると言えるでしょう。
今夏にユベントス・Bチームからピサに移籍するのはベルアット選手も同じです。ベルアット選手は1998年12月生まれの22歳。ユベントス下部組織出身の左 SB で昨季はビチェンツァでプレーしています。
ベルアット選手が昨季のビチェンツァで残した成績は26試合・1989分に出場して6アシスト。セリエBでこの数値ですから、今季はピサで昨季を上回る成績を残せるかが注目点になります。
なお、ベルアット選手の契約形態は買取オプションが付随した期限付き移籍です。ベルアット選手はユベントスのクラブ内育成選手の資格を満たしているため、完全に手放すことは現時点では避けたいクラブの思惑が働いてものと考えられます。
プレー機会を得た若手有望株選手が今シーズンにどのような成長曲線を描くのかに注目です。