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プリマベーラ: セクロフのゴールで先制するも追い付かれ、サッスオーロと 1-1 で引き分ける

 2020/21 カンピオナート・プリマベーラ第22節が行われ、アウェイでサッスオーロと対戦したユベントスはセクロフ選手のゴールで先制するも追い付かれ、試合は 1-1 の引き分けで終わりました。

画像:先制点を決めるセクロフ

 試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

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表1:出場選手一覧(2020/21 プリマベーラ第22節 サッスオーロ戦)
  選手名
GK 1: ガロファニ
DF 2: ムラッツィ
6: リッチオ (C)
5: デ・ウィンター
3: エンテンダ
MF 10: スーレ(→ 27' st. 18: トゥリッキア)
4: バッレネチェア(→ 39' st. 17: キボツォ)
8: ミレッティ
11: イリング(→ 39' st. 16: レオ)
FW 7: セクロフ
9: ダ・グラサ(→ 11' pt. 14: オミッチ)

 ボナッティ監督は 4-4-2 を選択。ミッドウィークに開催された第17節エンポリ戦(延期分)からは2選手を入れ替え、セクロフ選手とイリング選手が先発する布陣で試合に臨みます。

 

 試合は立ち上がりの2分にダ・グラサ選手が得点を感じさせ、ユベントスが良い入りを見せる。しかし、10分にそのダ・グラサ選手が負傷でオミッチ選手との交代を強いられ、ユベントスは予想外の出来事に見舞われてしまう。

 一方、ホームのサッスオーロは22分にドリブルで持ち込んだパズ選手の強烈なシュートが枠を捕らえたが、これはユベントスの GK ガロファニ選手が横っ飛びセーブで防ぎ、先制点とはならず。

 落ち着きを取り戻したユベントスは38分にムラッツィ選手が左足でのロングシュートで狙うも、このシュートはクロスバーのわずかに上。

 前半アディショナルタイムの46分にはカウンターで持ち上がったスーレ選手からの折り返りを走り込んだミレッティ選手が合わせたが、シュートはサッスオーロの GK ザッキ選手が好セーブ。ザッキ選手は直後のスーレ選手の FK も弾き出し、前半は両チームが互いに譲らず 0-0 で折り返す。

 膠着した試合の均衡が破れたのは62分。ユベントスはミレッティ選手のスルーパスに抜け出して GK との 1対1 の局面を手にしたセクロフ選手が完璧なループシュートを決めて先制に成功する。

 ユベントスは70分にもボール奪取したミレッティ選手のドリブルからラストパスを受けたイリング選手が左足を振り抜くもシュートはサイドネット。追加点を奪うことができない。

 すると、サッスオーロは80分に右サイドからクロスを入れると中央でカラモロ選手が競り合ったことで生じたルーズボールを回収したサッカーニ選手が右足シュートを決めて同点に追い付く。

 勝利を求めるユベントスは94分にキボツォ選手が縦パスを受けたオミッチ選手が上手く相手 DF を剥がしたことで決定機を得たが、肝心のシュートが枠を外れてしまい勝ち越しとはならず。結局、試合は 1-1 の引き分けで終了した。

 

 なお、ボナッティ監督は試合後に次のようにコメントしています。

アンドレア・ボナッティ監督:
「今日は素晴らしいパフォーマンスであり、成熟していて、コンパクトであり、私達がトリッキーなアウェイ戦から抜け出すためにポジティブな結果とともに出さなければなりませんでした。

 ホームでまだ敗けていないチームを相手に私達は勝利にあと1歩のところまで近づいたと思います。

 少しの苦味はあります。賭け金を持ち帰ることができず、それほど危険ではなかった時に同点ゴールを許してしまったからです。しかし、私達はこの成熟度に満足しています」

 

 




 

 試合序盤でダ・グラサ選手を左太ももの負傷で欠く展開となりましたが、前半30分過ぎから立て続けに決定機を作り出して先制のチャンスを作り出す試合運びは非常にポジティブと言えるでしょう。

 後半はセクロフ選手の先制点も決まり、手堅い試合運びの中で “事故” に見舞われたのは不運でした。

 クロスを入れられはしたものの本命の選手には遅れながらもマークは間に合っており、シュートは打たせずに守り切りました。ただ、クリアボールがピンボールの形でサッカーニ選手に渡ってしまい、それを決められた不運が悔やまれるところです。

 しかし、その後も気落ちせず、最後まで勝ち越し点を狙い続けた姿勢は称賛に値します。オミッチ選手がゴール前で “冷酷さ” を発揮できていれば、劇的勝利も現実に起こり得た試合だったからです。

 

 プリマベーラの次戦は5月17日(月)に予定されているカンピオナート第23節ラツィオ戦です。難敵との対戦で引き分けが続いているため、次節ラツィオ戦で久ぶりの勝利を手にすることができるのかに注目です。