2020/21 セリエA第35節ミラン戦に 0-3 で敗れたユベントスのピルロ監督による試合後コメントを紹介いたします。選手はコメントを残していません。
アンドレア・ピルロ監督:
「今週はチームが良いことを見ていましたし、私達は正しい集中力でトレーニングを行っており、素晴らしい試合ができると私達は確信していました。
しかし、そのようにはなりませんでした。いくつかのエピソードの後に私達は空中分解し、多くのことが機能しませんでした。
私達が困難に直面することは知っていましたし、今は私達全員で共に乗り越えなければなりません。このユニフォームを着用する際は常にプライドがなければなりませんし、特定のパフォーマンスはそこにあるべきではありません。
頭の中には異なるプロジェクトがありました。いくつかのコンセプトに基づいた仕事をしていましたが、選手たちの特性に合った変更をし、適応しなければなりませんでした。
チームが変更に抵抗したのではありません。頭の中にあることが特定の選手たちによって実現が困難となりました。選手を最大限活用できないのは私の責任ですし、確かにもっと良くする必要があります。チームは素晴らしい選手で構成されており、明らかに何かが上手く行きませんでした。
退任?いいえ、私は立ち去りません。まだ3試合残っていますし、許されている限りは仕事を続けます」
今節のミラン戦で結果と内容がどちらも全く伴わなかったことはピルロ監督や(パラティーチ CFO を始めとする)フロント陣にとっては大痛手と言わざるを得ません。なぜなら、親会社のジョン・エルカン会長(写真:右から2人目)がスタジアムに来ていたからです。
将来性を示すパフォーマンスを見せることができていれば、「続投」に理解を示した可能性は増していたでしょう。しかし、結果は「解任をいつ告げるべきか」という有様でした。
また、ミラン戦で 0-3 の敗戦を喫したことで「ミランにも直接対決で上回れてしまったこと」は大きく響くと考えられます。
チャンピオンズリーグ出場権はアタランタ、ミラン、ナポリ、ユベントスの4チームに可能性があると言えるでしょう。ユベントスは他の3チームとの直接対決ではいずれも劣っており、同じ勝点で並んだ場合は順位が下となっていまうからです。
窮地に追い詰められた状態のユベントス(のフロント陣)が “判断” を下すことになるのかに注目です。