2020/21 カンピオナート・プリマベーラ第14節が行われ、トリノとのダービー戦に臨んだユベントスはセクロフ選手の決勝ゴールで乱打戦を 4-2 で制しました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: ガロファニ |
DF | 2: レオ 5: エンゾアンゴ 6: リッチオ (C) 3: ベルドゥチ(→ 18' st. 16: エヌテンダ) |
MF | 7: セクロフ(→ 26' st. 20: スーレ) 4: オミッチ(→ 36' st. 17: ピサピア) 8: ミレッティ 11: ハサ(→ 26' st. 21: イリング) |
FW | 9: ダ・グラサ(→ 18' st. 18: チェッリ) 10: ボネッティ |
ボナッティ監督は 4-4-2 を選択。前節 SPAL 戦から続けて先発するのは GK ガロファニ、CB リッチオ、MF オミッチ、セクロフの4選手だけという布陣で試合に臨みます。
試合は2分に中盤でのボール奪取からドリブルで持ち上がったボネッティ選手がゴール右上にミドルシュートを突き刺し、ユベントスが立ち上がりに1点を先制する。
ユベントスは20分に左サイドをボネッティ選手とベルドゥチ選手のコンビネーションから最後はミレッティ選手がカットインしてシュート。しかし、これは枠のわずかに上を通過する。
すると、32分にトリノは右サイドで FK を獲得するとフェリグラ選手が頭で合わせて 1-1 の同点に追い付く。
だが、ユベントスは38分に右 CK が跳ね返されたリバウンドを回収したハサ選手がゴール左上にミドルを決めて再び1点を勝ち越しに成功する。ところがトリノは40分に右サイドからのカンチェッロ選手が合わせて再び同点に追い付く。
それでもユベントスは41分にオミッチ選手のパスカットから中央でボールを繋ぎ、最後はセクロフ選手が右45度の位置から低い弾道のシュートを決めて三たび勝ち越しに成功。前半を 3-2 で折り返すことに成功する。
後半は47分に左サイドから持ち込んだハサ選手からのパスを受けたボネッティ選手がペナルティーエリア内での切り返しからシュートコースを作って左足で狙うも、シュートはクロスバーの上。
良い入りを見せたユベントスは49分にミレッティ選手のフィードをボネッティ選手が落とすと走り込んだダ・グラサ選手が押し込み、ユベントスのリードは2点に拡大する。
トリノは50分にエンゾアンゴ選手がロングボールの処理を誤ったことでカンチェッロ選手に思わぬ決定機が訪れたが、シュートは GK ガロファニ選手が右足に当てて防いでゴールとはならない。カンチェッロ選手は61分にも GK との 1対1 の場面を手にしたがシュートは枠の上。
結局、後半は立ち上がりのゴール以外に得点は生まれず。それでもユベントスは 4-2 でトリノとのダービー戦を制し、勝点3を積み重ねた。
なお、ボナッティ監督は試合後に次のようにコメントしています。
アンドレア・ボナッティ監督:
「私達はインテンシティー、グループ、提案、そしてアイデアの点で並外れた試合をしました。全選手の技術レベルのおかげです。非常に満足して勝点3を得ることになりました。
どの選手のことも信じています。彼らは試合ごとに成長していますし、成長の成果はどのトレーニング・セッションでも彼らがピッチ上に持ち込んで発揮するクオリティーにリンクしています。
確かに私達はまだ大きく成長しなければなりません。カンピオナートの中断が不運にもプロジェクトの継続性を許されなかったのだと思います。しかし、後半戦ではもっと満足できると私は確信しています」
SPAL との上位勢対決で敗れていただけにトリノとのダービー戦で勝利を取り戻せたことは大きな収穫です。前半から激しい打ち合いになったものの、常に先手を取った試合運びができた点は評価に値するでしょう。
日程は過密ですが、それだけ多くの選手に出場機会に分散されることになります。そのため、ボナッティ監督がどのようにチャンスを与えるかで重要になるはずです。
プリマベーラの次戦は3月13日(土)に予定されているカンピオナート第15節カリアリ戦です。ダービー戦での勝利を継続し、連勝街道を走り続けられるのかに注目です。