2020/21 カンピオナート・プリマベーラ第16節が行われ、ホームにアタランタを迎えたユベントスは2点を先行されるも追い付き、試合は 3-3 で引き分けました。

試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: ガロファニ |
DF | 2: レオ 5: エンゾアンゴ 6: リッチオ (C)(→ 35' st. 13: フィウマーノ) 3: エンテンダ(→ 14' st. 16: トゥリッキア) |
MF | 4: オミッチ(→ 1' st. 23: マレッサ) 8: ミレッティ 7: セクロフ 10: ハサ(→ 1' st. 21: スーレ) 11: イリング(→ 43' st. 18: チェッリ) |
FW | 9: ボネッティ |
ボナッティ監督は 4-2-3-1 を選択。前節カリアリ戦から連戦で先発するのは両 CB、ミレッティ、セクロフの4選手のみの布陣で試合に臨みます。
試合が動いたのは5分。ゴールキックからのビルドアップを試みるユベントスにアタランタはハイプレスで応戦。GK ガロファニ選手からの縦パスを受けたミレッティ選手がオミッチ選手に出した横パスを奪ったシディベ選手がシュートを決め、アタランタが先行する。
ビハインドを背負ったユベントスはイリング選手の FK や18分の左 CK からエンゾアンゴ選手がヘディングで狙うが、シュートは枠を捕らえない。
すると24分にアタランタはチッタディーニ選手がワンツーを使ってロングドリブルでペナルティーエリア寸前まで持ち上がってラストパス。これをコルティノビス選手が豪快に蹴り込んでアタランタのリードは2点に拡大する。
2点のリードを許したボナッティ監督は後半開始と同時に2枚替えを敢行すると采配が的中する。
48分にリッチオ選手がロングフィードを最前線に供給すると、ボネッティ選手が落としたボールをタイミング良く走り込んだスーレ選手が左足シュートを決めて1点差に詰め寄る。
スーレ選手は52分に左サイドを突破したエンテンダ選手からのクロスに合わせたが、シュートは相手 DF サルビーニ選手が身体に当ててゴールとはならず。
それでも69分にユベントスはスーレ選手のスルーパスに反応したセクロフ選手が右サイドから冷静にシュートを流し込み、試合を 2-2 の振り出しに戻すことに成功する。
しかし、試合は引き分けが現実味を帯びて来た84分にアタランタは左サイドを突破するとクロスがクリアされたこぼれ球を走り込んだシディベ選手がゴール右上に蹴り込み、アタランタが土壇場で1点の勝ち越しに成功する。
だが、ユベントスは89分にチェッリ選手を狙った浮き球パスを跳ね返されたミレッティ選手がリバウンドを自らミドルシュートを決め、終了間際に再び同点に追い付いて試合は終了。3-3 の引き分けで両チームが勝点1を分け合う結果となった。
なお、ボナッティ監督は試合後に次のようにコメントしています。
アンドレア・ボナッティ監督:
「不運にも私達はビルドアップのミスで試合序盤に生活を難しくしていまいましたが、常に最後尾から繋ぐのですから想定しなければならない事態です。
成長の道筋における一部分です。しかし、選手たちのリアクションは素晴らしいものでした。彼らが持っていたメンタル面での強さはハイレベルなチームの典型的なものであり、選手たちの将来に非常に大きな信頼を残します。
今日は後半戦が始まっただけでなく、素晴らしいクオリティーを持ったチームを相手にした新しいリスタート地点です。中断期間は私達に適切なエネルギーを見つけてくれるでしょう。より決意を持ってピッチに戻りたいと思います」
先制点を許した場面はビルドアップのミスでした。リッチオ選手がゴールキックを横に出し、GK ガロファニ選手がミレッティ選手に付けたのですが、この時点でもう1人のボランチであるオミッチ選手にもマークが付いていたからです。
「蹴り出す」という選択肢があれば回避できた可能性が高い失点ですが、「最後尾から繋ぐ」をコンセプトにしたチーム作りをしているため、『両ボランチにマーカーが付いている場合への準備』が今後の課題となるでしょう。
なお、プリマベーラの次戦は4月3日(土)の週末に予定されている第17節エンポリ戦です。試合日時は現時点で未定ではあるものの、国際Aマッチデーによる中断を上手く活かすことができるのかに注目です。