ユベントスは公式サイト上で『インテーザ・サンパオロ』社がユベントスのオフィシャル・バンクに就任したと発表いたしました。UBI からの変更となりますが、これは金融業界の動きを受けたのものとなります。
インテーザ・サンパオロ社は2007年に『バンカ・インテーザ』と『サンパオロ・IMI』が2007年に合併して誕生したイタリア最大規模の金融機関です。
ユベントスは『UBI 銀行』がオフィシャル・バンクを務めていたのですが、インテーザ・サンパオロが UBI に対する TOB を2020年2月から実施。昨年7月末には UBI の株式上場を廃止する手続きが可能なる 90% 以上を保持して傘下に収めています。
『UBI 銀行が締結した現時点で有効な契約』は親会社であるインテーザ・サンパオロ社が難色を示したことで袂を別かつ恐れもあったのですが、「現状維持」となったことは安心材料と言えるでしょう。
なお、スポンサーを務めている企業が買収されたことで変更が生じるのは珍しいことではありません。
例えば、自転車ロードレースのツール・ド・フランスは南アフリカの IT 企業『ディメンション・データ』が大会スポンサーに名を連ねていましたが、NTT が買収したことで『NTT の企業ロゴ』が掲示されています。
おそらく、ユベントスでもこれと同様のことが起きるでしょう。要するに『UBI バンカ』のロゴが『インテーザ・サンパオロ』になることが最大の変更点になると思われます。
『インテーザ・サンパオロ』のロゴはピルロ監督のジェノア戦に向けた前日会見でお披露目となるでしょう。オフィシャル・バンクを引き継いだ『インテーザ・サンパオロ』社に資金援助を要請せずに済む成績をピッチ上で残せるのかに注目です。