アリアンツ・スタジアムで行われた 2020/21 セリエA第3節ナポリ戦に 2-1 で勝利したユベントスの監督・選手による試合後コメントを紹介いたします。
アンドレア・ピルロ監督:
「道の多くのポイントを落として来ました。私達は常に鋭敏ではなかったからです。特に、紙の上ではより手軽な試合であったとしても全チームが完全な準備ができていて私達はそうではありませんでした。
今日のスピリットを持ち、勝ちたいという欲求を持ち、チームメイトのために自己犠牲を持てば結果を持ち帰ることができます。
私達はダニーロを追加の MF としてスペースを解放させる戦術的な姿勢を選択しました。カウンター攻撃で数的優位を取るアドバンテージを常に得られなかったですし、これらのチャンスで得点しなければならなかったのですが私達は上手くやりました。
ディバラ?彼のような選手が起用可能な時は可能な限りプレーさせようと試みるでしょう。確かに付加価値です。
ミスは将来に役立つでしょう。私達は残された10試合を可能な限りベストなプレーをし、コッパ・イタリア決勝の準備をする目標を持っています」
ダニーロ選手:
「私達はこの試合の重要性を認識していました。もし、苦しむ必要がある時は互いに苦労する方法を私達は知っていますし、私達がしていることを確信していれば起こります。上手くプレーすることで試合に勝ちます。
私達はこれを継続しなければなりません。
偉大なチームはコンスタントになる方法を知っていますし、今シーズン私達は多くのポジティブな結果を成し遂げることに苦労しました。より経験のある私達はチームとなり、今日の集中力と姿勢を維持するサポートをしなければなりません」
アドリアン・ラビオ選手:
「今日は勝つことが重要でした。難しい時期ですが、偉大なチームに対して私達は上手くプレーしました。前後半ともに良かったです。私達が共に苦しむ方法を知っている時に団結しました。
ナポリは後ろからセットアップしようとしていましたので彼らを止めることが重要でした。私達全員が多くのプレッシャーを与えました。
ディバラ?彼のことは嬉しく思います。簡単なシーズンではありませんでしたが、今は彼がピッチ上で私達を助けることができます。多くの得点を見つけようとすることによってです」
戦術的な観点で言うと「ガットゥーゾ監督の(戦術面と采配面での)ミスで救われた試合」となりました。
ピルロ監督のチームは『ミドルゾーンでの守備ブロック』を作る相手には力を発揮します。これは「DF の背後」と「FW の前方」にスペースがあり、パスが回せるからです。
逆に言うと、「(DF の背後にスペースがない)ハイプレス」や「(FW の前方にスペースがない)ゴール前での守備ブロック」では手を焼く傾向にあります。
今回のような中途半端な位置に守備ラインを設定くれたことは「ピルロ監督にとって助け舟になった」と言えるでしょう。
また、采配面では試合から消えていたメルテンス選手を引っ張り続けてくれたことがユベントスにはプラスでした。ペターニャ選手とオシムヘン選手(による縦関係)の2トップにスイッチされていたら危なかったことでしょう。
今週末に対戦するジェノアはベネベントやトリノと同様に “メリハリ” を付けて割り切って来るはずです。結果を継続して残すことができるのかに注目です。