スタディオ・オリンピコ・グランデ・トリノで行われた 2020/21 セリエA第29節トリノ戦に 2-2 で引き分けたユベントスの監督・選手による試合後コメントを紹介いたします。

アンドレア・ピルロ監督:
「不運にも私達は自分たちで難しくしてしまいました。上手くスタートしてアドバンテージを得たものの、自らリカバリーすることになりました。私達はリカバリーができると思っていましたが、下がったことで試合の残り時間は難しくなりました。
集中力のミスがやや頻繁に発生しています。私達は改善しなければなりませんし、1秒でも注意力を弱めることはできないと理解しなければなりません。私達は多くの試合をプレーして来ましたし、明確さを欠くことは普通です。しかし、それをする余裕ありません。
2点目の後にはポストを叩いて試合を再開し、リアクションは存在しました。
しかし、スペースを閉ざすチームを相手にプレーする時は中央で深さを出した攻撃は難しくなります。そのため、私達はアウトサイドに集中しました。幅を持って攻撃をするには忍耐が必要です。
満足しているか?勝てていない時は勝つことはできません。途中で多くのポイントを落としました。良いポゼッションを行い、ライン間でより解決策を持つためにハードワークしなければなりません」
ジョルジョ・キエッリーニ選手:
「私達は自分自身が許すことができないレベルのミスをしました。恥ずかしく思います。試合を手中にしておかなければならない時にリスクを取ったりチャンスを作ったりしなかったからです。
今日は多くのチャンスを手にしましたが、今年はあまりに多くのミスをしました。今は団結しなければなりませんし、話すことは少なくして日々仕事をしなければなりません。
水曜日に勝つための重要な試合があります。私達はベストを尽くさなければなりませんし、目標であるチャンピオンズリーグ出場権を得ることに挑戦しなければなりません。
私達はシーズンの最後まで戦わなければならないことを知っています」
キエッリーニ選手から『スクデット白旗宣言』が出ましたが、首位インテルとの勝点差が残り10試合で12となったのですから止むを得ないでしょう。「残り試合数 < 勝点差」は事実上の終戦だからです。

ここからのリーグ戦残り10試合は「4位までに与えられるチャンピオンズリーグ出場権争い」に注力しなければなりません。
2位以下は混沌としていますし、ユベントスは連勝で勝点を順調に積み重ねているナポリやアタランタとの直接対決を残しているからです。そのため、まずは7日(水)に予定されている第3節ナポリ戦が極めて重要になるでしょう。
“風前の灯火” となっているピルロ監督がチームを上手く立て直すことができるのかに注目です。