2020/21 セリエC第34節が行われ、アレッサンドリアとのダービー戦に臨んだユベントス・Bチーム(= U-23)は 2-0 で敗れ、リーグ戦3連敗を喫しました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: ノッキ |
DF | 33: デッリ・カッリ 13: アルチビアーデ (C) 25: ゴッツィ |
MF | 26: バルビエリ 28: バッレネチェア 20: レオネ(→ 39' st. 4: トロイアーノ) 2: ローザ(→ 28' st. 9: A・マルケス) 7: ダボ(→ 13' st. 23: アケ) 19: ラフィア |
FW | 11: ブリヘンティ(→ 39' st. 14: コンパニョン) |
ザウリ監督は 3-4-2-1 を選択。前節プロ・パトリア戦に出場した主力選手がトップチームに招集されたことでバッレネチェア選手を中盤 MF で初先発させるなど制限がかかった状況で試合に臨みます。
がっぷり四つの展開で始まった試合で先に決定機を得たのはアレッサンドリア。22分にロングフィードのフリックに反応したムスタッキオが中央に切れ込んで左足で狙うが、シュートは枠を捕らえない。
対するユベントスは29分にダボのポストプレーからボールを引き取ったレオネがドリブルでシュートコースを作って左足で狙うが、シュートは相手 GK ピッセリの素晴らしい好セーブで CK に逃れられてしまう。
するとアレッサンドリアは34分にカサリーニの強烈なミドルシュートがゴール左下に飛ぶが、これは GK ノッキが好セーブ。しかし、このプレーで得た右 CK から最後はエウセピが押し込み、アレッサンドリアが先制に成功する。
ユベントスの1点ビハインドで迎えた後半で先に決定機をしたのもアレッサンドリア。51分に抜け出したアリギーニが GK との 1対1 を手にしかけるが、デッリ・カッリの PK 寸前のタックルにも妨害されてシュートは枠には飛ばず。
一方のユベントスは56分にゴッツィがドルブルで持ち上がってミドルシュートを放つも、これは GK ピッセリの正面。64分には左サイドのバッレネチェアからのパスを受けたレオネが狙うが、このシュートは枠の右へと外れてしまう。
追い付けないユベントスを尻目にアレッサンドリアは72分に右サイドにいたムスタッキオにボールが渡ると、クロスにエウセピが難なく合わせてリードは2点に拡大する。
一矢報いたいユベントスだったが、思うようにシュートまで持ち込むことはできず。逆に後半アディショナルタイムにアレッサンドリアに2度の決定機を許すも、こちらもゴールとはならず。
それでも試合は 2-0 のままで終了。ユベントスは昇格プレーオフ出場に黄信号が灯るリーグ戦3連敗となってしまった。
なお、試合後にザウリ監督は次のようにコメントしています。
ランベルト・ザウリ監督:
「選手たちは縦方向にプレーする強くて非常にフィジカルのあるチームと良い試合をしました。エピソードが違いとなりました。
CK の状況から1点目を許し、2点目は私達が強度を高めてチャンスを作っていた最高の瞬間に訪れてしまいました。チームは最後まで戦いましたし、どのボールにもプレーを続けました。これはポジティブなサインです。
カンピオナートのフィナーレはいつも非常に難しいものです。しかし、私達はあらゆるコストを払ってプレーオフで勝ちたいですし、目標を達成するために戦い続けます。明日から私達の考えはピストイエーゼとの試合に向けます」
前節で先発出場したディ・パルド、ファジョーリ、F・コレイアの主力3選手がトップチームに帯同中で起用できない中で上位のアレッサンドリアとの対戦でしたから結果は止むを得ない部分があります。
これはBチームの宿命ですし、「各国の1部リーグで通用する選手を育成(して売却)する」という目的が上手く機能しているとも言えるでしょう。このジレンマに上手く対処することがザウリ監督の課題と言えるはずです。
Bチームの次戦は4月7日(水)に予定されているセリエC第31節ピストイエーゼ戦です。リーグ戦3連敗と不調に陥り、主力選手も引き続きトップチームに帯同する中でザウリ監督がどのような采配を見せるのかに注目です。