延期となっていた 2020/21 セリエC第30節ペルゴレッテーゼ戦が現地3月25日に行われ、ユベントス・Bチーム(= U-23)はブリヘンティ選手のゴールで先制するも逆転され、試合は 2-4 で敗れました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: ノッキ |
DF | 18: ディ・パルド 33: デッリ・カッリ(→ 14' st. 14: コンパニョン) 13: アルチビアーデ (C) 24: デ・マリノ(→ 1' st. 25: ゴッツィ) |
MF | 23: アケ 10: ファジョーリ 6: ペーテルス(→ 27' st. 4: トロイアーノ) 17: F・コレイア |
FW | 11: ブリヘンティ 9: A・マルケス(→ 27' st. 7: ダボ) |
ザウリ監督は 4-4-2 を選択。右 SB に入ったディ・パルド選手が WB の位置まで進出することで3バックに変化する可変システムと採用し、前節グロッセート戦からは両 SB と中盤を総入れ替えした陣容で試合に臨みます。
試合は6分に相手の横パスを奪ったA・マルケスの落としを回収したブリヘンティが左サイドから巻いたシュートを決めるが、戻りオフサイドでゴールは認められずという展開で幕が上がる。
試合が動いたのは16分。ユベントスは右サイドを突破したアケのクロスに少し遅れて走り込んだブリヘンティが右足で叩きつけたシュートを決め、ユベントスが先制に成功する。
しかし、ペルゴレッテーゼも反撃。19分に左サイドからのクロスにスカルディーナが頭で合わせるも、枠を捕らえた強烈なシュートは GK ノッキが横っ飛びセーブで CK に逃れる。
その後も劣勢に耐え続けていたユベントスだったが、45分に右 CK からルチェンティが折り返したボールをバカヨコにヘディングで押し込まれ 1-1 の同点で前半を終えることになる。
ユベントスはハーフタイムでの仕切り直しを目論むも、それに成功したのはアウェイのペルゴレッテーゼ。47分にカニスが後方からのフィードを落とすと、背後からドゥカが強烈なミドルシュートを突き刺して逆転に成功する。
振り出しに戻したいユベントスだったが65分に相手のゴールキックをダイレクトで処理をしなかったアルチビアーデよりも先にファイーニが弾んだボールを回収し、そのまま角度のない場所から左足で決めてペルゴレッテーゼのリードは2点に拡大する。
ユベントスは93分に右 CK からニアで合わせたアルチビアーデが押し込み、2-3 と土壇場で1点差に詰め寄ることに成功する。しかし、さらに前がかりになったことで95分にドゥカに広大なスペースを使われて4失点目。
結局、試合は 2-4 で終了。およそ半月ぶりの公式戦は手痛い逆転敗けとなってしまった。
なお、ザウリ監督は試合後に次のようにコメントしています。
ランベルト・ザウリ監督:
「私達は非常に怒っていますし、今日のパフォーマンスを残念に思います。悪い試合をプレーして恥ずかしく思います。重要な勝点3を持ち帰る良い機会を手にしていましたし、連勝をするチャンスもありました。
私達は技術とメンタル面で間違いをしました。
カンピオナートの現段階では試合は難しくなります。どのチームもよりモチベーションが高くなっているからです。私達は仕事を継続しなければなりませんし、即座に次節プロ・パトリア戦のことを考えなければなりません」
先手を取れたのは良かったのですが、そこから守備の意識が強くなり過ぎたことが問題となりました。ハーフタイム前後に2失点を許し、相手 GK からのパントに対する判断ミスで突き放されたのですから反省点は多いと言わざるを得ません。
中でもオーバーエイジ枠として加わっているアルチビアーデ選手の対応ミスは高く付きました。中盤での守備が思うように機能しなかったことと同様に修正が必須と言わざるを得ないでしょう。
Bチームの次戦は3月29日(月)に予定されているセリエC第33節プロ・パトリア戦です。アウェイ戦ですが、今節での低調なパフォーマンスを払拭する内容を見せることができるのかに注目です。