2020/21 セリエC第27節が行われ、レッコに乗り込んだユベントス・Bチーム(= U-23)は立ち上がりの2失点が響き、試合は 4-0 で大敗しました。

試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: ノッキ |
DF | 15: カペッリーニ 13: アルチビアーデ (C) 24: デ・マリノ |
MF | 2: ローザ 20: レオネ 7: ダボ 17: F・コレイア(→ 20' st. 14: コンパニョン) 19: ラフィア(→ 20' st. 25: ゴッツィ・イウェル) |
FW | 11: ブリヘンティ(→ 1' st. 27: デル・ソーレ〔→ 41' st. 34: ミレッティ〕) 9: A・マルケス(→ 32' st. 39: チェッリ) |
ザウリ監督は 3-4-1-2 を選択。前節ルッケーゼ戦からは4選手を入れ替え、トップチームのベローナ戦に招集された選手は3選手(カペッリーニ、ラフィア、A・マルケス)を起用する布陣で試合に臨みます。
試合はホームのレッコが立ち上がりから先行する。まずは4分にカペッリーニからの縦パスをカットすると、カポーニャがゴール左下に決めて1点を先制する。
対するユベントスは6分にブリヘンティの FK が枠をかすめて応戦する。ところが直後の7分にアルチビアーデからのパスをデ・マリノがスリップしてボールを奪われるとカウンターから最後はアッツィに決められ、2点のビハインドとなってしまう。
その後も一方的に攻め続けられたユベントスだったが、29分にブリヘンティのポストプレーから相手 DF の対応ミスを突くことに成功したA・マルケスが GK も交わして右足でシュート。しかし、上手くミートしておらず、シュートはサイドネット。
前半はホームのレッコが磐石の試合運びで2点のリードを持って折り返す。
巻き返したいユベントスだったが、地力の差を払拭することはできない。52分に左サイドからマングニが入れたクロスを逆サイドで回収したチェルジャクが折り返すと、これをイオコラーノが頭で決めてレッコのリードは3点に拡大する。
61分には右サイドでカウンターを発動させようとしたイオコラーノにカペッリーニがミドルキックを食らわせて一発退場。ユベントスは残り時間を10人でプレーすることを強いられてしまう。
10人となったユベントスに得点機を作り出す力は残っておらず、87分にはマングニのキープから最後はフリーで走り込んで来たカポフェッリに4点目を決められて試合終了。
ユベントスは 4-0 の大敗を喫することになってしまった。
なお、ザウリ監督は試合後に次のようにコメントしています。
ランベルト・ザウリ監督:
「私達はあらゆる点において強力なチームと対戦しました。序盤に2失点を喫したことは確かに影響しましたし、試合を通して追いかけることを余儀なくされました。
幸運なことに私達は水曜日に非常に重要な試合を控えています。異なる姿勢でピッチに入ることが不可欠になるでしょう。私達の成長の道のりは長く、私達が取り組んでいる仕事は改善することだけです」
この試合は序盤で守備陣が瓦解したことが全てでした。内容としては第22節コモ戦と同じで “トップチームから声がかかった選手” のミスが崩壊の序章となりました。したがって、上手く切り替えられるかが鍵と言えるでしょう。
Bチームは3月3日(水)にセリエC第27節ノバーラ戦を控えており、名誉挽回する機会はすぐに訪れます。
U-23 は「チームの結果」よりも「選手個々の成長」に重点を置くべきですが、選手個々のパフォーマンスが芳しくなければ結果が付いて来ることはありません。
チームの試合内容が良くない時に “最後まで戦える選手” として存在感を発揮できる有望株がいるのかに注目です。