2020/21 セリエC第29節が行われ、グロッセートのホームに乗り込んだユベントス・Bチームはダ・グラサ選手のゴールで 0-1 の勝利を手にしました。なお、この勝利でBチームは発足後の最多勝点を記録しています。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: ノッキ |
DF | 33: デッリ・カッリ 13: アルチビアーデ (C) 25: ゴッツィ |
MF | 26: バルビエリ 7: ダボ(→ 18' st. 34: ミレッティ) 20: レオネ(→ 37' st. 4: トロイアーノ) 8: ラノッキア 2: ローザ(→ 32' st. 14: コンパニョン) |
FW | 11: ブリヘンティ(→ 37' st. 41: ベルドゥチ) 9: A・マルケス(→ 1' st. 36: ダ・グラサ) |
ザウリ監督は 3-5-2 を選択。前節ノバーラ戦からは DF のサイドを中心に5選手を入れ替えて試合に臨みます。
試合は両チームの守備が機能し、互いに決定機を許さないまま時計の針が進む。
グロッセートは20分にゴール右45度の位置で得た FK をメロラが直接狙うも、シュートは枠を捕らえず。対するユベントスは27分にドリブルで持ち上ったレオネが強烈なミドルを放つが、こちらは枠の上。
30分にはアルチビアーデと縺れて倒れたメロラが PK を要求するが主審は認めず。38分にも決定機をアルチビアーデにライン上でクリアされたことでグロッセートは先制機を逸し、前半は 0-0 で折り返すこととなる。
後半もグロッセートが押し気味に試合を進める。50分にガッリガーニが抜け出して左足で狙うも、シュートは GK ノッキの正面。58分には FK からのこぼれ球をシクレッラが狙ったが、これもアルチビアーデでカバーリングに防がれてしまう。
防戦一方だったユベントスは72分にラノッキアが縦パスをブリヘンティに付けると、リターンパスを受けて強烈なミドルシュート。しかし、GK 正面だったためバロージのセーブでゴールとはならず。
試合が動いたのは引き分け濃厚となった85分。ユベントスは途中出場のミレッティがハイプレスを仕掛けてポリドーリからボール奪取すると少し持ち運んで中央にクロス。これをダ・グラサがスライディングで合わせ、ユベントスが待望の先制点を手にする。
試合終了間際にビハインドを背負ったグロッセートに同点に追い付く力は残されておらずに試合はこのまま終了。0-1 でユベントスが競り勝ち、勝点3を積み重ねた。
なお、ザウリ監督は試合後に次のようにコメントしています。
ランベルト・ザウリ監督:
「私達は非常に幸せです。プレーオフ圏内の相手との直接対決でしたし、勇敢な試合を行いしました。選手たちは非常に良く、やりがいもあり、最後にはプリマベーラの非常に才能あふれる選手たちによってゴールも生まれました。
プロジェクトの観点からも満足しています。すべての観点で満足させてくれていますから。
ここグロッセートは私にとって初のことです。このスタジアムから 50m のところでサッカーをプレーし始めました。ですから、多くの友人がいて私を愛してくれる人々がいる場所に遠征で来れたのは喜ばしいことです」
グロッセートに攻め込まれ続けたものの、オーバーエイジ枠で加わっているアルチビアーデ選手を中心に守備陣が奮闘。最後にはプリマベーラから加わっている2選手の活躍で勝点3を積み重ねることに成功しました。
この勝利でBチームが獲得した勝点は「46」に達し、チーム発足以降の最多勝点となっています。
プロジェクトに基づきチームが順調に成長していることを意味していますから、残り試合でどれだけ勝点を伸ばせるかも注目点になるでしょう。
Bチームの次戦は3月14日(日)に予定されているセリエC第30節ペルゴレッテーゼ戦です。連勝を手にすることができるのかに注目です。