『メディアセット』によりますと、去就問題が例年以上に騒がしくなっているディバラ選手の移籍先として PSG などが浮上とのことです。
ユベントスのフロント陣がイカルディ選手との交換トレードを画策している可能性があるため、動向に注視する価値はありそうです。
2015年夏にパレルモからユベントスに(移籍金4000万ユーロで)加入したディバラ選手は1993年11月生まれの27歳。現行契約は2022年夏に満了します。
ユベントスは契約延長を打診しているのですが、(デ・リフト選手を超える年俸を要求しているとされる)選手側と合意には達しておらず、交渉は暗礁に乗り上げている状況にあります。
最悪の場合は「時間切れ」となるため、ユベントスは売却益が期待できるディバラ選手をフリーで手放すことになってしまいます。
これを避けるためには「(現行契約が残っている)今夏に売却する」ことが条件ですから、放出先となり得るクラブ名が出ているのです。
本命と噂されている PSG の場合は「イカルディ選手との交換トレード」になるでしょう。
イカルディ選手はパラティーチ CFO が長く追い続けている CF であり、今季は PSG で立場が危うくなっています。そのため、PSG 側が『交換トレード』の打診に乗る可能性はあると言えるはずです。
ただ、問題がない訳ではありません。「ディバラ選手がトレードに合意すること」が前提ですし、「イカルディ選手が(場合によっては)年俸削減に応じること」も必要になるからです。
また、イカルディ選手の評価が PSG で上がり切らない理由は「(ムバッペ選手やネイマール選手がいる関係で要求される)守備での貢献が低い」からであり、守備免除の特権を与えられないなら無理に獲得する必要はないでしょう。
ユベントスは移籍市場を取り仕切るフロント陣の立場が今夏は保証されているとは言い難い状況にあります。したがって、ディバラ選手は決断を急ぐ必要はないため、契約延長交渉は長期戦になると思われます。
ディバラ選手の去就がどのような結末を迎えるのかに注目です。