延期となっていた 2020/21 カンピオナート・プリマベーラ第4節が行われ、アウェイでアスコリと対戦したユベントスはボネッティ選手のドッピエッタなどで 1-3 の勝利を手にしました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
| 選手名 | |
|---|---|
| GK | 1: ガロファニ |
| DF | 2: レオ 6: リッチオ (C) 5: デ・ウィンター 3: ベルドゥチ |
| MF | 7: トゥリッキア（→ 27' st. 21: ハサ） 4: バッレネチェア（→ 27' st. 14: ミレッティ） 8: オミッチ 11: セクロフ（→ 27' st. 16: イーリング） |
| FW | 9: チェッリ（→ 41' st. 14: シェクララツ） 10: ボネッティ（→ 27' st. 19: コッター） |
ボナッティ監督は 4-4-2 を選択。土曜日に行われたサッスオーロ戦から中3日で迎えることもあり、先発を6選手入れ替えてアスコリとのアウェイ戦に臨みます。
拮抗した状況の試合で先にチャンスを作ったのはアウェイのユベントス。17分にサイドチェンジのボールをボネッティ選手が納めると、オーバーラップしたベルドゥチ選手にラストパス。ベルドゥチ選手のシュートは枠を捕らえたが、GK に防がれてゴールとはならず。
対するアスコリは18分にユベントスの CK をクリアし、クジョー選手がドリブルで右サイドを持ち上がり中央にラストパス。これを受けたインティナチェッリ選手がフィニッシュまで持ち込んだが、力のないシュートは GK ガロファニ選手の手中に収まる。
試合が動いたのは30分。クリアボールのこぼれ球を回収したセクロフ選手が中央に切れ込んで DF と縺れたことでフリーでボールを受けたボネッティ選手が右足で豪快に蹴り込み、ユベントスが1点を先制する。
一方のアスコリは36分に反撃。左サイドのクロスをニアでフランツォリーニ選手がフリックすると、タイミング良く走り込んだコリストラ選手が左足ボレーで突き刺し、1-1 の同点に戻して前半を終えることに成功する。
しかし、ユベントスは51分に中盤でのボール奪取からチェッリ選手のラストパスに反応して抜け出したトゥリッキア選手が相手 GK ラダーノ選手に倒されて PK を獲得。これをバッレネチェア選手がゴール左に蹴り込み、再び1点を勝ち越す。
ユベントスは58分にチェッリ選手が決定機を逸したものの、70分にオミッチ選手が左サイドに展開するとベルドゥチ選手からの折り返しをボネッティ選手が相手 DF を上手く抑え込みながら左足でのシュートを決め、1-3 とリードを2点差に拡大する。
アスコリは83分に右サイドに人数をかけて最後はインティナチェッリ選手が右45度の位置から左足で狙うも枠の左。ユベントスは95分にセットプレーのクリアボールをローザ選手が狙ったが、これも枠のわずかに左でゴールとはならず。
結局、試合はこのまま 1-3 で終了。ボネッティ選手のドッピエッタなどの活躍でユベントスが勝点3を獲得した。
なお、ボナッティ監督は試合後に次のようにコメントしています。
アンドレア・ボナッティ監督：
「私達は良い試合をしました。後方からの試合を作ることに挑戦するのが難しいピッチに適応しましたし、上手くプレッシャーをかけてくる相手にも良いデモンストレーションができました。
相手が与えたスペースを上手く管理していましたし、加えて3得点を決め、多くの得点機を作り出していました。私は選手たちの姿勢と一時的に同点に追い付かれて苦しんだ後のことに満足しています」
荒れたピッチで相手が積極的にプレスをかけてくるという状況での試合でしたから、上手く適応したと選手を評価するのは適切でしょう。
また、同点に追い付かれて前半を終えたものの、後半の早い時間帯に勝ち越した上でリードを拡大した点は評価されるべき部分です。これを前節から先発6選手を入れ替えた状況で成し遂げたのですから、監督が手応えを感じたとしても不思議ではありません。
過密日程が待ち構えている中で所属するプリマベーラの選手全員が結果を出している現状は喜ぶべきことだと言えるからです。
プリマベーラの次戦は1月30日に予定されているカンピオナート第8節ラツィオ戦です。中断明けの再スタートを上手く切ったユベントスが次のラツィオ戦でも良いプレーを見せることができるのかに注目です。
