昨年11月以来、約2ヶ月半ぶりに開催された 2020/21 カンピオナート・プリマベーラ第7節でユベントスはサッスオーロに 4-0 で勝利し、今季3勝目を手にしました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: ガロファニ |
DF | 2: レオ 5: デ・ウィンター (C) 6: エンゾアンゴ 3: エヌテンダ(→ 34' st. 14: トゥリッキア) |
MF | 10: スーレ(→ 28' st. 19: コッター) 4: バッレネチェア(→ 34' st. 16: オミッチ) 8: ミレッティ 9: イリング |
FW | 7: セクロフ(→ 34' st. 21: ハサ) 11: キボツォ(→ 36' pt. 20: ボネッティ) |
ボナッティ監督は 4-4-2 を選択。中断前に基本形としていた4バックに戻し、前線はセクロフ選手とキボツォ選手の2トップを軸に流動的な布陣で試合に臨みます。
試合はホームのユベントスが良い入りを見せる。まずは6分にミレッティ選手がドリブルで持ち上がり、キボツォ選手のクロスにイリング選手とスーレ選手が立て続けにシュートを放つが、これはサッスオーロ守備陣に防がれてしまう。
それでも14分にスーレ選手からの横パスを受けたキボツォ選手が右足を鋭く振り抜いてミドルシュートをゴール左下に突き刺し、ユベントスが1点を先制する。
27分には左サイドを突破したイリング選手の折り返しにフリーのキボツォ選手が左足で合わせるも、シュートは枠を大きく外して追加点とはならず。
ユベントスは前半37分にキボツォ選手の交代を余儀なくされるアクシデントに見舞われたものの、1点のリードを持って前半を折り返すことに成功する。
後半も試合の主導権はユベントスが握って決定機を手にするが、追加点が奪えない時間が続く。その中で試合が動いたのは67分。ロングボールに反応して左サイドを抜け出したイリング選手が折り返すと、これをセクロフ選手が難なく合わせてユベントスのリードは2点に広がる。
ユベントスは82分に自陣深い位置でサッスオーロのパスをインターセプトしたことで生じたルーズボールをコッター選手がロングドリブルで持ち上がり、最後は自らゴール右下に流し込んで3点目を奪取。
88分にはサッスオーロの GK からのビルドアップにハイプレスを仕掛け、途中出場のハサ選手がペナルティーエリア内で倒されて PK を獲得。これをミレッティ選手がゴール左に豪快に蹴り込み4点目。
コンディションの良さを見せ付けたユベントスがサッスオーロを 4-0 で下し、約2ヶ月半ぶりのリーグ戦を勝利で飾ることに成功した。
なお、ボナッティ監督は試合後に次のようにコメントしています。
アンドレア・ボナッティ監督:
「何ヶ月もの活動停止期間があり、私達の持っているエネルギーや喜びを放出できないリスクがありました。プレーするためにトレーニングをしていましたし、私達は幸せです。
この試合は簡単ではなかったのですが、選手たちは簡単にやり遂げました。前半はもっと上手くプレーできたでしょう。しかし、試合全体として集中した非常に良い試合であり、諦めることはありませんでした。
拮抗したカンピオナートが私達を待ち構えています。現時点でローマが抜け出していますが、3日ごとにプレーするためカンピオナートに影響を及ぼす要素となり得るでしょう。
私達は満足していますし、これは集団全体のコミットメントからもたらされる満足感です」
(プレスを敢行した際に左足を痛めた)キボツォ選手を前半で欠く形になってしまったことが唯一の誤算で、それ以外は結果と内容が伴った試合だったと言えるでしょう。
ボナッティ監督の苦言は「前半の内に2点目を奪える機会が複数回あったから」であり、内容の悪さを指摘するものではありません。U-17 を主戦場とする選手も出場した中でチームとして結果を残したのですから、良い評価だと言えるはずです。
プリマベーラの次戦は1月27日(水)に予定されているカンピオナート第4節アスコリ戦です。延期分を消化する日程であるため、勝ち切って首位ローマに食らい付きたいところです。
プリマベーラの選手たちが3日後のアウェイ戦に上手く照準を合わせることができるのかに注目です。