2020/21 カンピオナート・プリマベーラ第30節が行われ、ホームにカリアリを迎えたユベントスはスーレ選手とミレッティ選手のゴールで 2-0 の勝利を手にしました。
なお、最終節を終えて上位3チームが勝点同数で並んだものの、ユベントスは直接対決の結果で3位となりました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: ガロファニ |
DF | 2: レオ 5: デ・ウィンター (C)(→ 41' st. 13: デッラ・バーレ) 6: エンゾアンゴ 3: エンテンダ |
MF | 11: ムラッツィ(→ 41' st. 17: キボツォ) 8: ミレッティ(→ 28' st. 15: セクララツ) 4: オミッチ 9: トゥリッキア |
FW | 10: スーレ(→ 14' st. 16: イリング) 7: セクロフ(→ 28' st. 14: ボネッティ) |
ボナッティ監督は 4-4-2 を選択。ボランチのオミッチ選手、左ワイドを担当するトゥリッキア選手、セカンドトップに入るスーレ選手の3選手が先発の機会を得て試合に臨みます。
試合は2分にユベントスが右サイドのレオ選手からのクロスからセクロフ選手が強烈なヘディングシュートを放つが、枠を捕らえたシュートは GK チョッチ選手が横っ飛びセーブで防ぐ。
対するカリアリは18分にカボーティ選手のミドルシュートが枠に飛ぶが、これは GK ガロファニ選手の正面。
35分には左 CK のクリアボールを回収したカボーティ選手からのパスを受けたコウダ選手が狙うも、GK ガロファニ選手が枠内シュートをキャッチし、スコアは動かない。
試合が動いたのは前半アディショナルタイムの46分。ユベントスはドリブルでペナルティーエリア内まで持ち上がったミレッティ選手が左サイドに展開するとエンテンダ選手がクロスを供給。これをスーレ選手がヘディングで合わせ、1点のリードを持って前半を折り返す。
ユベントスは53分にスーレ選手が浮き球で右サイドに展開すると、追いついたムラッツィ選手がダイレクトでグラウンダーのクロス。これを走り込んだミレッティ選手が合わせてリードを2点差に広げる。
一方のカリアリは57分に右サイドをルベンボ選手がスピードで突破。折り返したクロスにコンティーニ選手が合わせるも、シュートはレオ選手がブロックしてゴールは許さない。
ユベントスも60分にお返しとばかりに右サイドのクロスからミレッティ選手が枠内シュートを放つが、こちらもカリアリの DF 陣がゴールライン手前でブロックし、3点目は許さない。
カウンターを主体に3点目を狙うユベントスは80分にドリブルで持ち上がったムラッツィ選手がミドルシュートで狙うもクロスバーを直撃。ユベントスは追加点を奪えなかったものの、試合は 2-0 で終了。勝点3を積み重ねてレギュラーシーズンを締めくくった。
なお、ボナッティ監督は試合後に次のようにコメントしています。
アンドレア・ボナッティ監督:
「今日は望んでいた勝利であり、値する勝利でした。私達はチームがプレーしたカンピオナートを称賛しなければなりません。
私達はレギュラーシーズンをサンプドリアやインテルと同じ勝点で終え、当該チーム間の直接対決のゴール数で3位です。後半戦はハイレベルにありました。前半戦よりも7ポイント多く獲得しましたし、簡単ではなかったからです。
もう1つの嬉しいことはデッラ・バーレがデビューを果たしたことです。これでプリマベーラでプレーした2004年生まれの選手は8人になりました。この旅路の終わりにはポジティブな点が多数あります。
6月23日に私達は新しい章をスタートします。このトーナメントで最高のチームと競い合うことは非常にエキサイティングなことです。素晴らしいシーズンでしたが、可能な限り延長させたいと思っています」
2点リードを奪った後に反撃を受けたものの無失点で切り抜け、3点目を狙う姿勢を最後まで見せ続けたのですから素晴らしい試合をしたと言えるでしょう。
その結果、ユベントスは16勝9分5敗で勝点57を獲得。サンプドリアとインテルも勝点57で3チームが並ぶ形でレギュラーシーズンを終えました。
勝点が同数だった場合は「当該チーム間の直接対決」で順位が決まります。
サンプドリアは2勝2敗(勝点6)であり、インテルとユベントスは1勝2分1敗(勝点5)なのでサンプドリアが1位。インテルは得失点差が「+2」でユベントスは「-2」のため、ユベントスは3位となりました。
6位以内のチームで争われるプレーオフは1回戦で3位と6位が対戦。逆の山では4位と5位のチームが対戦します。
3位のユベントスは6月23日(水)に6位のエンポリとサッスオーロのスタディオ・リッチで激突します。勝ち上がったチームが2位インテルと準決勝で対戦するフォーマットですから、まずは1週間後に良い状態で迎えられるか次第でしょう。
プリマベーラの選手たちがプレーオフを勝ち進むことができるのかに注目です。