2020/21 カンピオナート・プリマベーラ第25節が行われ、アウェイでボローニャと対戦したユベントスはキボツォ選手のドッピエッタで 0-2 の勝利を手にしました。

試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: ガロファニ |
DF | 2: レオ 6: リッチオ (C) 5: デ・ウィンター(→ 18' st. 13: フィウマーノ) 3: エンテンダ |
MF | 8: ミレッティ(→ 38' st. 15: エンゾアンゴ) 4: オミッチ 10: スーレ(→ 18' st. 18: トゥリッキア) 7: セクロフ 9: イリング(→ 38' st. 16: ムラッツィ) |
FW | 11: キボツォ(→ 25' st. 17: セクララツ) |
ボナッティ監督は 4-2-3-1 を選択。CB のデ・ウィンター選手と左 SB のエンテンダ選手が先発に復帰。前節ジェノア戦で前十字靭帯の負傷を損傷したバッレネチェア選手の代わりにイリング選手を起用する形で試合に臨みます。
試合はユベントスが立ち上がりからセクロフ選手を中心に攻め立てて押し気味に進める。ユベントスは11分にこぼれ球をスーレ選手が巻いたシュートを枠に飛ばしたが、これは GK 正面。
対するボローニャは21分にトップチームでもプレーするユワラ選手が格の違いを見せる加速力でボールを回収して強烈なシュートを放つも、これは DF デ・ウィンター選手が身体でブロックして CK に逃れる。
主導権を握るユベントスはキボツォ選手やイリング選手がポストプレーをする形で後方の味方選手のシュート機会をお膳立てするものの相手 GK モッラ選手を脅かすようなシュートを放つまでには至らず。
それでもユベントスは43分にエンテンダ選手が左サイドを強引に突破して深い位置からグラウンダーのクロスを入れると、これをキボツォ選手が右足の伸ばして合わせ、ユベントスが1点のリードを持って前半を折り返すことに成功する。
ユベントスは59分にロングカウンターを発動させたキボツォ選手からのラストパスを受けたイリング選手が左足で強烈なシュート。GK モッラ選手を破ったもののシュートは左ポストに嫌われてしまい、追加点とはならず。
一方のボローニャは60分に左サイドから中央にカットインしたファリネッリ選手の強烈なミドルシュートが枠を捕らえたが、これはユベントスの GK ガロファに選手が正面でストップ。
すると直後の61分にユベントスはスーレ選手がゴール前で右サイドに展開し、攻撃参加をした右 SB のレオ選手がグラウンダーのクロスを GK と DF ラインの間に供給。これをキボツォ選手がスライディングで合わせ、ユベントスが待望の追加点を奪取する。
ボローニャは70分に右サイドから仕掛けたラッビ選手が GK ガロファニ選手と縺れる形で倒れたが、こぼれ球を狙ったパリューカ選手のシュートは無人のゴールマウスを捕らえず、主審の笛も鳴らずにチャンスは潰えてしまう。
結局、試合は 0-2 でままで終了。ユベントスはキボツォ選手のドッピエッタの活躍により、勝点3を獲得した。
なお、ボナッティ監督は試合後に次のようにコメントしています。
アンドレア・ボナッティ監督:
「私達は成熟面と試合のポジティブな管理の面から勝利に対して非常に満足しています。
アドバンテージを取る必要がある時は秩序、コンパクトさ、目的の統一性を持って上手く遂行していました。また、カウンター攻撃への切り替えも効果的でした。
加えて後半はより積極的で具体的なドリブルを行うことで成長を示せたと思います」
主導権を握り、自らチャンスを作り出していましたから監督が評価するのは自然なことでしょう。また、ボローニャに許した決定機も少なく、リードを得てからはカウンターで追加点の機会を作れたこともプラス材料です。
この勝利でユベントスはリーグ戦3連勝となっており、カンピオナート最終盤を上り調子で迎えることができます。
プリマベーラの次戦は5月29日(土)に予定されているカンピオナート第26節インテル戦です。首位インテルと勝点差2で迎えるため、首位攻防戦となる試合で選手たちがどのようなパフォーマンスを見せることができるかがポイントでしょう。
プリマベーラの選手たちが躍動することができるのかに注目です。