2020/21 セリエC第19節が行われ、ピアチェンツァをホームに迎えたユベントス・Bチーム(= U-23)は先行されるもモスティ選手のゴールで追い付き、試合は 1-1 の引き分けで終わりました。

試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 40: センコ |
DF | 15: カペッリーニ 13: アルチビアーデ (C) 24: デ・マリノ |
MF | 34: ウェズレイ(→ 45' st. 20: レオネ) 6: ペーテルス 4: トロイアーノ 2: ローザ(→ 23' st. 26: バルビエリ) 29: モスティ(→ 26' st. 7: ダボ) 17: F・コレイア |
FW | 11: ブリヘンティ |
ザウリ監督は 3-4-2-1 を選択。コッパ・イタリアで決勝ゴールを決めたラフィア選手が前十字靭帯を痛めて数週間の離脱のため欠場。
代役はF・コレイア選手が務め、冬の移籍市場でベルチェッリから加入したデ・マリノ選手(20歳)が最終ラインの一角に入る布陣で試合に臨みます。
試合はアウェイのピアチェンツァが良い入りを見せる。8分にビスコンティのクロスを受けたデ・レスピニスの反転シュートがポストの左をかすめてチームに勇気を与える。
対するユベントスは11分にF・コレイアからのラストパスを受けたモスティが狙うが、こちらは GK リベルタッツィにシュート当ててしまい先制とはならず。15分にはブリヘンティのシュートが左ポストを叩き、ノーゴール。
その後も両チームは積極的な姿勢を見せ、ピアチェンツァは17分のガラッツィのシュートが GK センコの好守に阻まれ、ユベントスは28分にブリヘンティのシュートがまたも左ポストに阻まれて均衡は崩れず。前半は 0-0 で折り返すこととなる。
試合が動いたのは後半開始直後の48分。ピアチェンツァは右 CK からマルティンビアンコが頭で合わせたシュートが GK センコに止められるもデ・レスピニスが押し込み、先制に成功する。
一方のユベントスは62分にF・コレイアがドリブルで抜け出して GK との1対1の局面を手にするが、シュートを打つ前に相手 DF に戻られて決定機とはならず。
それでも直後の63分にF・コレイアの仕掛けからボールを引き出したブリヘンティが中央にクロスを供給すると、これをモスティが押し込んでユベントスが 1-1 の同点に追い付く。
ユベントスは78分に右 CK からバルビエリのヘディングシュートがゴールラインを超えたかに見えたが、ゴールは認められず。93分にはF・コレイアのクロスを競った跳ね返りがゴールへ向かうも GK リベルタッツィが好セーブを見せてノーゴール。
試合は 1-1 で終了し、両チームが勝点1を分け合う結果となった。
なお、ザウリ監督は試合後の次のようにコメントしています。
ランベルト・ザウリ監督:
「残念ながら今日は勝利がありませんでしたが、私達は最後まで勝つことに挑戦しました。相手にボールを渡し過ぎたとしても、選手たちの見せたパフォーマンスには満足しています。
これは正しいメンタリティーであり、私達がどの試合ででも有していなければならないものです。
私は数日前までトップチームとトレーニングを共にし、今日は私達と共にピッチに入った選手たちの決意にも満足しています。新しく入った選手たちもポジティブでしたから」
下位に沈むピアチェンツァを相手に勝利を手にしたかったところですが、トップチームの事情でBチームが過渡期を迎えており、苦戦は仕方のないことだと言えるでしょう。
- MF: ポルタノーバ
- ロベッラ獲得のためジェノア移籍が濃厚
- トップチームがラノッキアを引き上げ
→ Bチームの主力ボランチが1枚減少
- FW: ペトレッリ
- ロベッラ獲得のためジェノア移籍が濃厚
- ナントから加入したダボが背番号7を今節で着用
- DF: コッコロ
- ペッキア監督が就任したクレモネーゼから関心
- 代役にベルチェッリからデ・マリノを獲得済
ただ、今節はチーム状況が不安定な中でも決定機を幾度となく作り出すことができていました。そのため、前線の攻撃陣が上手く機能すれば、チームはほどなく安定するものと予想されます。
少し辛抱する時期を迎えていると言えるでしょう。
Bチームの次戦は1月24日(日)に予定されているセリエC第20節プロ・セスト戦です。シーズンの折り返し地点を過ぎた後に迎える一戦で良い内容の試合をすることができるのかに注目です。