2020/21 セリエC第16節が行われ、アウェイでポンテデーラと対戦したユベントス・Bチーム(= U-23)は終盤に勝ち越しゴールを許し、試合は 2-1 で敗れました。

試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
---|---|
GK | 12: イスラエル |
DF | 33: デッリ・カッリ 13: アルチビアーデ (C) 3: コッコロ |
MF | 34: ウェズレイ(→ 47' st. 26: バルビエリ) 6: ペーテルス 8: ラノッキア 17: F・コレイア 10: ファジョーリ(→ 18' st. 7: ペトレッリ) 19: ラフィア |
FW | 11: ブリヘンティ |
ザウリ監督は 3-4-2-1 を選択。新型コロナ罹患から回復したアルチビアーデ選手が先発に復帰。トップチームから戻ってきた GK イスラエル選手がゴールを守り、それ以外の9選手は前節と同じメンバーで試合に臨みます。
最初にチャンスを得たのはホームのポンテデーラ。3分に少し距離のある位置からカタネーゼがミドルシュートを放ち、ユベントスゴールを脅かす。
対するユベントスは22分に持ち上がったF・コレイアからの横パスを受けたラノッキアが右足で狙うが、シュートは枠のわずかに右。こちらもシュートが枠を捕らえない。
試合が動いたのは42分。左サイドで FK を得たポンテデーラはゴール前にクロスを供給すると、GK イスラエルがファンブルし、こぼれ球が発生。これをカタネーゼが押し込み、ポンテデーラが1点を先制する。
1点のビハインドで後半を迎えたユベントスは54分に反撃。ラノッキアが右サイドから入れた FK にファーサイドでデッリ・カッリが頭で合わせたが、シュートはクロスバーの上。
56分には高い位置でボール奪取に成功したラノッキアが自ら持ち上がってミドルシュートを放つも、これは左ポストに嫌われてしまう。
ユベントスの攻勢が実ったのは66分。ラフィアとのワンツーでペナルティーエリア内に侵入したF・コレイアが倒されて PK を獲得すると、これをブリヘンティがゴール中央に突き刺して同点に追い付く。
その後、両チームに惜しい場面があったものの 1-1 の同点のままで迎えた86分に試合が再び動く。ポンテデーラは左 CK から GK イスラエルがクリアしたボールを途中出場のピアーナがボレーでネットを揺らし、土壇場で勝ち越しゴールを手にする。
ユベントスが残された時間で再び追い付くことができずに試合は 2-1 で終了。ユベントスはリーグ戦2連敗を喫することになった。
なお、ザウリ監督は試合後に次のようにコメントしています。
ランベルト・ザウリ監督:
「残念です。困難な前半の後、相対するのが難しいチームを相手に後半は私達が試合を上手くコントロールしました。私達は異なった姿勢で臨みましたし、ピッチ上でポジションを取り、試合を拮抗させました。
不運なことが再び起きてしまい、最後に失点を許してしまいました。勝点0で家に帰らなければならないのは本当に残念です」
前半はチャンスらしいチャンスを作れなかったことは事実です。ただ、これは対戦相手のポンテデーラにも言えることですから、それだけに GK イスラエル選手のファンブルが高く付きました。
しかし、後半はボールを保持して主導権を握ろうとする姿勢で試合の流れを引き戻し、75分過ぎまでは試合を支配していたと言っても過言ではないでしょう。
理想を言うなら、流れが来ていた75分頃までに逆転に成功した状態で試合終盤を迎えたいところでした。同点止まりでしたから、セットプレーで再び “不運” に見舞われ、その代償を支払うことになりました。
ラノッキア選手など奮闘した選手がいる訳ですから、上手く立て直せるかがポイントと言えるでしょう。
Bチームの次戦は12月23日(水)に予定されているセリエC第17節レナーテ戦です。首位をひた走るチームとの対戦ですから、どこまで戦えるのかが注目点になるでしょう。状態を向上させるきっかけを掴めるのかに注目です。