2020/21 セリエC第20節が行われ、アウェイでプロ・セストと対戦したユベントス・Bチーム(= U-23)はチェッリ選手のゴールで追い付き、試合は 1-1 の引き分けに終わりました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: ノッキ |
DF | 15: カペッリーニ(→ 38' st. 25: ゴッツィ) 13: アルチビアーデ (C) 24: デ・マリノ |
MF | 26: バルビエリ(→ 36' st. 34: ウェズレイ) 6: ペーテルス(→ 36' st. 20: レオネ) 8: ラノッキア 17: F・コレイア 29: モスティ(→ 24' st. 27: デル・ソーレ) 7: ダボ(→ 24' st. 41: チェッリ) |
FW | 11: ブリヘンティ |
ザウリ監督は 3-4-2-1 を選択。前節ピアチェンツァ戦からは中盤 MF の配置変更を中心に4選手を入れ替えて試合に臨みます。
試合は両チームともに相手ゴールを脅かすことができず、時間だけが経過する静かな展開が続く。
先に惜しい場面を作ったのはユベントス。24分に右サイドから仕掛けたダボのパスを受けたブリヘンティが枠内シュートを放つも、これは相手 GK リビエリが正面でキャッチする。
ユベントスが31分にデ・マリノが FK で、プロ・セストは35分にコミネッティがチャンスを手にするものの、相手 GK に冷や汗をかかすまでには至らず。前半は 0-0 で折り返すこととなる。
ハーフタイムを挟んだ後半に先に攻め立てたのはホームのプロ・セスト。47分に左サイドからカットインを仕掛けたムットンがシュートを放つが、これは枠の上。
対するユベントスも50分にダボが左サイドに展開したボールをデ・マリノがダイレクトで折り返したクロスにブリヘンティが中央で飛び込んだが、シュートはまさかの枠の上。ユベントスは決定機を逸してしまう。
すると、58分にプロ・セストは右サイドからのクロスをスカプッツィが中央でキープし、最後は走り込んだフランコが左足でシュートも、ノッキが好セーブで CK に逃れる。しかし、この右 CK をカベルザージがニアで合わせ、プロ・セストが先制に成功する。
対するユベントスは60分に左サイドからのクロスにバルビエリが飛び込んだが、シュートの寸前に GK リビエリが飛び出して防ぎ、ゴールを死守。
敗戦濃厚となっていたユベントスだったが、87分にデ・マリノの持ち上がりからのパスを引き出そうとしたブリヘンティと入れ替わる形でボールを受けた途中出場のチェッリが左足でゴールを決め、土壇場で 1-1 の同点に追い付く。
しかし、残り時間で勝ち越すことはできず。試合は 1-1 の引き分けに終わった。
なお、ザウリ監督は試合後に次のようにコメントしています。
ランベルト・ザウリ監督:
「今日の試合は非常に激しいものでした。相手チームが非常にコンパクトだったからです。後半開始時の得点は試合の方向性に決定打を与えなかったものの、私達は最後には挽回することができました。
私達は難しいピッチで得た勝点1を持ち帰りますし、次の挑戦のことを見据えています」
率直に言って、今節のプロ・セスト戦の内容は芳しくないものでした。そういった内容の試合もありますが、オーバーエイジ枠で加入しているブリヘンティ選手が “ブレーキ” になったことが思わしくないからです。
一方でチェッリ選手が値千金の働きをしたことが思わぬ収穫だったと言えるでしょう。
レオナルド・チェッリ選手は2003年3月生まれの17歳。2019年夏にペスカーラからユベントスに加入し、昨季は U-17 でプレー。今季は中断前のプリマベーラ第6節ローマ戦で初先発を果たしたばかりの若手 CF です。
その選手が大仕事をしてくれたのですから、采配が的中する形となりました。また、チェッリ選手は 2m 近い長身ですから、ポストプレーが計算できる存在として上手く育成できるかが注目点になるでしょう。
Bチームの次戦は1月31日に予定されている 2020/21 セリエC第21節ジャナ・エルミニオ戦です。2試合連続のドローとなっているだけに3試合ぶりの勝利を手にすることができるのかに注目です。