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【移籍のウワサ】 ユベントスが駆け込み補強でキエーザ獲得を狙うも、余剰人員の放出が進まず難局が続く

 スカイ・イタリア』によりますと、ユベントスが駆け込み補強でキエーザ選手の獲得を狙っているとのことです。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』も同様に報じていますが、余剰人員が足かせである状況に変わりはないと言えるでしょう。

画像:ユベントスが獲得を熱望するキエーザ
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 キエーザ選手は1997年10月生まれの22歳。フィオレンティーナの下部組織出身の WG で両足の精度が高い選手です。

 以前からユベントス(≒ パラティーチ CFO)が熱心に追いかけていたものの獲得までには至らず。ただ、現行契約が2022年までで選手に契約延長の意向がないことから、今夏(もしくは来夏)の放出が既定路線となっています。

 問題なのは「フィオレンティーナが納得する移籍金を用立てるクラブが見当たらないこと」でしょう。要求額をキャッシュで用意できれば、移籍は成立するでしょう。しかし、コロナ禍による経営難で非現実的な状況です。

 ユベントスは「ルガーニ選手とデ・シリオ選手の譲渡による移籍金の引き下げ」を提示したものの、フィオレンティーナは興味を示さず。逆に「デミラル選手の譲渡」のカウンター・オファーを繰り出したことで交渉は行き詰っています。

 

 キエーザ選手を獲得するなら、ベルナルデスキ選手とD・コスタ選手の放出が条件でしょう。しかし、両選手への具体的な獲得オファーがない状況で余剰人員を増やすのは愚行と言わざるを得ません。

 また、起用するポジションの問題もあります。

 フィオレンティーナはヤキニ監督がウィンガーのポジションが存在しない 3-5-2 を使っているから、キエーザ選手は WB に置かれているのです。(当初は2トップの一角だったが機能せずに WB になったという経緯がある)

 ダブルボランチを基本にすると言及したピルロ監督が 3-4-3 や 4-2-3-1 を基本システムにしないのであれば、キエーザ選手の獲得は見送るべきでしょう。

 

 現状の選手陣容では「チャンピオンズリーグの登録枠から2選手は外さなければならない状況」なのです。駆け込み補強だけでなく、放出でも結果を残すことができるのかに注目です。