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ユベントス、開幕節サンプドリア戦の試合当日にベンチ外となったペッレグリーニの放出に本腰を入れる

 ユベントスが9月20日に行われたセリエA第1節サンプドリア戦の当日にベンチ入りメンバー外となったペッレグリーニ選手の放出に取り組んでいると『トゥット・スポルト』が報じています。条件面が注目点と言えるでしょう。

画像:移籍へと向かっているペッレグリーニ
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 ペッレグリーニ選手は1999年3月生まれの21歳。2019年夏にスピナッツォーラ選手との交換トレードでユベントスが保有権を獲得し、2019/20 シーズンはカリアリに期限付き移籍をしてプレーをした左 SB/WB です。

 今季は「A・サンドロ選手とポジション争いをするのでは?」と目されており、開幕節サンプドリア戦での先発予想も出るほどでした。それが開幕節でベンチ外になったのですから、「移籍は規定路線」と言わざるを得ないでしょう。

 ペッレグリーニ選手の放出はパラティーチ CFO もサンプドリア戦の試合前インタビューで口にしているため、移籍の条件が注目点になります。

 

 ちなみに、(デ・シリオ選手ではなく)ペッレグリーニ選手が放出の対象になった理由は「ピルロ監督のスタンスでは出場機会を得ることができるポジションが少ないこと」に尽きます。もちろん、若手で年俸水準が低いことも理由です。

攻撃の主体が左サイド
【左WB以外で4バック】
攻撃の主体が右サイド
【右WB以外で4バック】
左WB D・コスタ
(ベルナルデスキ)
A・サンドロ
(フラボッタ)
左CB A・サンドロ キエッリーニ
(デミラル)
中央CB ボヌッチ ボヌッチ
右CB デ・リフト
(デミラル)
ダニーロ
(デ・シリオ)
右WB デ・シリオ
(クアドラード)
クアドラード

 ピルロ監督は『3バックと4バックを試合状況に応じて可変させるシステム』を採用しており、現状は「左 WB に入る選手は4バックへの移行時には左 SB でプレーできること」が必須条件です。

 ペッレグリーニ選手は要件を満たしている選手ですが、「空中戦が致命的に弱い」という欠点を抱えています。この弱点は相手チームから確実に狙い撃ちにされる恐れがあるため、黙認できるものではありません。

 だから、成長を促すための出場機会を与える意味もあり、「移籍」の話が進行しているのです。

 

 移籍先として現時点で噂されているのは「(昨季カリアリを率いた)マラン監督がいるジェノア」や「フィオレンティーナ」が候補として名前が出ています。代理人はミーノ・ライオラですから、ユベントスのフロント陣の仕事は少ないでしょう。

 サイドバックは余剰人員を抱えているため、スリム化とコスト削減をどのように両立させるのかに注目です。