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2020年夏の移籍市場最終日で成立しそうなユベントスが関係する駆け込み補強

 現地10月5日は2020年夏の移籍市場・最終日です。ここではユベントスが関係する成立の可能性がある駆け込み補強について見ることにしましょう。有力視されているのは以下の3件です。

画像:ユベントスが獲得を狙うキエーザと放出対象のD・コスタ
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放出候補
デ・シリオ セルティックからの関心も選手が移籍を固辞。代わりにフランス・リヨンへの期限付き移籍が浮上
D・コスタ バイエルンへの期限付き移籍が浮上。サネがひざの負傷による長期離脱への懸念が理由。オプション等は付随しない形で交渉中
獲得候補
キエーザ D・コスタの放出を条件に『モラタ形式』での獲得交渉が進む。ただし、一定条件を満たすと買取義務が生じる形態が有力視されている

 まず、デ・シリオ選手の期限付き移籍が成立する可能性があります。セルティックが SB を求めて動いているものの、デ・シリオ選手は固辞。代わりにリヨンからの関心が報じられており、選手が合意すれば1年間の期限付き移籍が成立する流れです。

 現行契約は2022年までですから、評価を高めた上で来夏(= 2021年夏)に放出する方向で動くことになるでしょう。

 

 “ビッグディール” になる可能性があるのは「FW の入れ替え」です。

 ユベントスはD・コスタ選手の放出先を探すために奔走していましたが、ここに来てバイエルン・ミュンヘンが急浮上。マンチェスター・シティから獲得したレロイ・サネ選手が右ひざを負傷したことで長期離脱が懸念されることから、白羽の矢が立った形になります。

 ただ、バイエルン側にD・コスタ選手を買い戻す意向はないと見られており、移籍が成立するのは「シンプルな期限付き移籍」の場合のみと予想されています。稼働率では不良債権と化しているだけに、どのチームで汚名返上を狙うのかが注目点になるでしょう。

 D・コスタ選手のプレー先を見つけることができた場合、ユベントス(のフロント陣)は “長年の悲願” であったキエーザ選手の獲得に突き進むはずです。

 「今夏での完全移籍」は3季連続赤字を計上したクラブ財政的に不可能です。ただ、『比較的達成が容易な条件を満たした場合に買取義務が発動する期限付き移籍』でフィオレンティーナ(のコンミッソ会長)を口説き落とせる可能性が高く、獲得の可能性が極めて高い状況にあると言えるでしょう。

 

 ユベントス的には「ケディラ選手と現行契約を双方合意に基づき1年前倒しで解除」や「ベルナルデスキ選手の放出」も達成したいことが本音でしょう。しかし、前者は選手側が権利を理由に固辞し、後者は獲得オファーがないことが現状です。

 駆け込み補強がユベントスにとって理想な形で成立するのか。それとも、噂だけで具体的な動きがないまま締め切り時間を迎えることになるのかに注目です。