セリエAではジェノアのチーム内から計14名の新型コロナ陽性反応が出たため、第3節ジェノア対トリノ戦が延期になると見込まれています。ただ、ユベントスも “思わぬ余波” を受ける可能性があり、状況を注視する必要があるでしょう。

事の時系列は以下のとおりです。
〜 9月25日 |
正 GK ペリンと MF シェーネが新型コロナの陽性反応。その他の選手には問題がなかったため、ナポリ遠征へと向かう |
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9月27日 | ナポリ対ジェノアが開催。結果は 6-0 でナポリが大勝 |
9月28日 | 計14名(選手11名・スタッフ3名?)から陽性反応が確認されたとジェノアが発表。試合中の “衝突” がクローズアップされ、騒動が拡大 |
ジェノアのチーム内で新型コロナの集団感染が発生していることがナポリ戦後に発覚しました。その多くは無症状と報じられていますし、第3節の後に予定されている『国際Aマッチデー』を回復期間として活用することは可能です。
したがって、ジェノアは影響を最小限に留めることはできると思われます。
ただ、その一方でナポリ(と第3節での対戦相手である)ユベントスは思わぬ余波を受けることになりました。と言うのは「オシムヘン選手が試合中にマジェッロ選手との衝突から好ましくない濃厚接触をしていたから」です。
このご時世に “ダチョウ倶楽部・上島竜兵さんの持ちネタ” をやってしまったのです。
マジェッロ選手が28日に陽性反応が発表された1人かは不明ですが、確実に濃厚接触者でしょう。その立場にいる人は明らかに不要な接触をしたのですから、オシムヘン選手がナポリのチーム内での集団感染を引き起こす原因となっても不思議ではないのです。
ナポリは29日と10月2日に計2度の PCR 検査を実施し、そこで陽性反応者が出なければ第3節ユベントス戦のためのトリノ遠征を行う予定と報じられています。もし、ある程度の陽性反応者が出れば、第3節が延期となる可能性も否定できません。
今季は日程が通常よりもかなりタイトですから、代替日を決めるのも厄介な状況にあることは間違いないでしょう。
現地10月4日(日)の第3節ユベントス対ナポリ戦が予定どおりの日程での開催に青信号が灯るのかに注目です。