『スカイ・イタリア』によりますと、ユベントスとローマのクラブ間では合意に達していたデ・シリオ選手の移籍はカルスドルプ選手が移籍を拒否したためにストップがかかった状況になっているとのことです。
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ユベントスはサイドバックを本職とする選手を5人擁しているため、選手を放出したい事情を抱えています。
そのユベントスとローマは「デ・シリオ選手を期限付き移籍させること」で思惑が一致したものの、ローマが獲得する前提条件が「カルスドルプ選手を(ジェノアに)放出すること」でした。
ところが、カルスドルプ選手はジェノア行きを固辞。この状況でデ・シリオ選手を獲得するとローマが余剰人員を抱えることになるため、移籍交渉の行方に暗雲が立ち込めていると言えるでしょう。
カルスドルプ選手にとっては「ジェノア移籍」のメリットはありません。「残留争いをするセリエAのチーム」よりも「古巣のフェイエノールト」を選んだ方が評価を高められることが理由です。
セリエAを席巻しているアタランタはオランダ・エールディビジから選手を獲得している傾向にあります。
カルスドルプ選手も3バックで輝く可能性がある訳ですから、3-4-2-1 が基本布陣になるであろう今季のローマでポジション争いに挑むのは理解できます。
ただ、“その枠” にデ・シリオ選手を押し込みたかったユベントスにとっては好ましくない状況です。したがって、ローマの登録枠に空きが生じることを祈るしかありません。
デ・シリオ選手の去就がどう決着するのかに注目です。