ユベントスからジェノアに期限付き移籍中のデ・ヴィンテル選手が買取義務条項の発動要件を満たしたため、選手はジェノアに完全移籍をして2028年夏までの契約を締結したと選手のエージェント会社が発表いたしました。
ユベントスは800万ユーロの移籍金を獲得することになります。
ベルギー・アントウェルペン出身のデ・ヴィンテル選手は2002年6月生まれの21歳。2018年夏にズルテ・ワレヘムからユベントスの U-17 に加入した右利きの CB です。
ユベントスでは下部組織で順調にキャリアを積み重ね、2022/23 シーズンはエンポリに期限付き移籍。セリエAでは14試合1024分の出場時間を記録しています。
今季はエンポリから再レンタルの申し出があったものの、ジェノアへの期限付き移籍を選択。(第34節を終えた)セリエAで26試合2109分の出場とチームがセリエA残留を決めたことで買取義務が発動しました。
ユベントスは現時点で移籍金800万ユーロを確保したことになるため、この部分に関してはポジティブに評価されることになるでしょう。
その一方で今後の懸念点となるのは「デ・ヴィンテル選手を切ってガッティ選手を残す判断で良かったのか」と問われることです。
- デ・ヴィンテル(国籍: ベルギー)
- 右利きの CB
- 2002年6月生まれの21歳
- ユベントスのクラブ内育成選手
- ガッティ(国籍: イタリア)
- 右利きの CB
- 1998年6月生まれの25歳
両選手ともにA代表でデビュー済み。CB として今後どれだけ成熟できるかで比較されることになるからです。
ユベントスは2023年夏に「ガッティ選手を残す」という判断を下し、トップチームでの出場機会を優先的に配分しました。この判断が結実するかは “神のみぞ知る” ですが、「目利き力」の評価項目になることは決定済みと言えるでしょう。
ユベントスとは異なる道を歩むことになったデ・ヴィンテル選手がその道から高みに到達してくれることに期待です。