ユベントスは公式ツイッター上でBチーム(= U-23)からセリエCのピアチェンツァに期限付き移籍中のマッティア・デル・ファベロ選手との契約を2022年にまで延長したと発表いたしました。
デル・ファベロ選手は1998年6月5日生まれの21歳。2014年夏にプラートからユベントスに加入し、プリマベーラやBチームで正 GK を務めました。
今シーズンはセリエCのグループBに属するピアチェンツァに期限付き移籍をし、16試合の出場で13失点・7試合でクリーンシートと結果を残しています。現行契約は2020年夏でしたから、2年延長は妥当と言えるでしょう。
ちなみに、プリマベーラで直近に正守護神を務めた選手の状況は以下のとおりです。
選手名 | 契約 | 備考 |
---|---|---|
アウデーロ (1997年生) |
2023 | ベネチアに期限付き移籍の後、2018/19シーズンからサンプドリアで正GK |
デル・ファベロ (1998年生) |
2022 (New) |
期限付き移籍中のピアチェンツァ(セリエC)で正GK |
ロリア (1999年生) |
2020 | Bチームの現守護神 |
イスラエル (2000年生) |
2023 | 2018年夏にウルグアイ・ナシオナルから引き抜いたプリマベーラの正GK |
シアーノ (2001年生) |
2022 | プリマベーラの第2GK |
セリエBで結果を出したアウデーロ選手はサンプドリアでも正 GK を担っていますが、これは『従来型の成功モデル』です。
デル・ファベロ選手は発足1年目のBチームで正 GK を務めた後、セリエBへの昇格を狙うピアチェンツァに期限付き移籍をしました。そのため、『新たな成功モデル』になれるかが注目点と言えるでしょう。
ただ、デル・ファベロ選手はキャリア2度目となる肩関節の脱臼による再建手術を受けたことで現在は戦線離脱中です。負傷が癒えれば上位のカテゴリーでのポジション争いをする実力はあるため、コンディション管理がより重要になるでしょう。
一定レベル以上の能力を持った GK を毎シーズン輩出することができれば、GK は特殊ポジションであるだけにクラブにとっての安定財源となります。デル・ファベロ選手がアウデーロ選手のように大きく成長することができるのかに注目です。