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【移籍のウワサ】 ムンド・デポルティーボが「ユベントスがデンベレに接近」とバルサのための “厄介払い” を始める

 スペインの『ムンド・デポルティーボ』が6月3日付の一面記事で「ユベントスがデンベレに接近」とバルセロナの願望を掲載しています。野心家のパラティーチ CFO が乗っかる可能性はあると言えるでしょう。

画像:ムンド・デポルティーボの一面(2020年6月3日付)
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 デンベレ選手は1997年3月生まれの23歳。ドルトムントで頭角を現わし、2017年夏に1億ユーロ超の移籍金でバルセロナに移籍したのですが、度重なる負傷で満足な稼働ができていない状況にあります。

 なお、記事を書いたクリスティーナ・クベロ氏の主張は以下のものです。

  • ユベントスはウィンガーが手薄
    • クアドラードは32歳で(右 SB に)コンバート済
    • ベルナルデスキはサッリのプランに入っていない
  • ピアニッチとの交換トレードの対象になり得る
  • パラティーチが(デンベレを)評価している
  • 選手はプレー機会が必要であることを理解している

 要するに、「3トップを使うサッリ監督のチームがウィンガーの駒不足なのだから、デンベレを欲するだろう」というバルセロナの願望が溢れた内容の記事になっています。ユベントスに乗るメリットはありませんが、パラティーチ CFO の乱心が懸念事項と言えるでしょう。

 

 ユベントスがデンベレ選手の獲得を見送るべき理由は「稼働率の悪さ」と「問題児」という2点です。

 D・コスタ選手に負けるとも劣らないレベルでしか稼働を計算できません。また、素行が良くないことはフランス代表のデシャン監督が苦言を呈するレベルです。

 稼働率はトレーニングの内容がデンベレ選手に合えば向上するでしょう。そのため、買取オプションが付随する形式であれば、獲得に乗り出す価値はあります。

 しかし、問題児は「指揮官が手懐けられるか」がすべてです。アッレグリ監督は “問題児” を手懐けることに長けていましたが、サッリ監督はそうではありません。

 したがって、今のユベントスにはデンベレ選手を獲得するメリットは皆無な状況なのです。

 

 来シーズンからはクルゼフスキ選手が加わる予定ですし、デンベレ選手の獲得に手を伸ばす必要はないでしょう。選手層をスリムにすることが優先事項であるユベントスのパラティーチ CFO がどのように動くのかに注目です。