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イタリア全土が『3月9日の首相令』で4月3日まで封鎖、期間中のセリエA開催は極めて困難な状況へ

 イタリア政府のジュゼッペ・コンテ首相は現地3月9日に新たな首相令に署名し、新型コロナウイルスによる封鎖エリアがイタリア全土への拡大しました。また、スポーツイベントの開催規定も厳しくなっており、セリエAの開催は極めて困難な状況となっています。

画像:コリエレ・デッロ・スポルトの一面(2020年3月10日付)
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 3月9日にコンテ首相が署名した法令の概要は以下のとおりです。

  1. 国全体への感染を封じ込める緊急措置
    1. 『3月8日の首相法』は全国に対象を拡大
    2. 公共の場所または一般公開されている場所でのすべての形式の集会を禁止
    3. 『3月8日の首相法』の項目dを以下のように変更
      • スポーツイベントおよびあらゆる分野の競技は公私に問わず停止
      • CONI およびそれぞれの連盟がオリンピックへの参加など国益に沿うと認められたトレーニングは密室なら可
      • 国際組織が主催するスポーツイベントおよび協議会は無観客なら開催可
  2. 最終条項
    1. 本法令は2020年3月10日に施行され、2020年4月3日まで有効とする

 イタリアの国内団体が主催するスポーツイベントを開催することは極めて困難な状況になりました。アスリートがトレーニングを行うことは認められていますが、それでも条件が付随しています。

 該当期間にイタリア国内で開催できるのは “UEFA” が主催するチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグだけでしょう。セリエAは現地10日(火)以降に「延期」が正式に発表されることになると思われます。

 

 ちなみに、イタリアでの新型コロナによる影響は現地3月9日の時点で陽性反応者9172名、死者463名となっています。

 イタリアの人口は約6060万人ですから、100万人あたりの患者数は151.4人、死者数は7.64人と極めて深刻な状況にあります。(韓国は100万人あたりの患者数は144.9人だが、死亡者数は1.04人)

 初動対応の効果が得られなかったですし、シェンゲン協定によって “自由に” 移動ができるヨーロッパで新型コロナウイルスは猛威を振るうことでしょう。サッカーどころではなくなる可能性もあると考えられます。